アデル「25」、定額音楽配信サービスでの配信を拒否

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    アデル「25」、定額音楽配信サービスでの配信を拒否

    ど、どうなる定額音楽ストリーミング!?

    記録的ヒットが期待されるアデルの新アルバム「25」が、Apple MusicやSpotifyでは聴けないことが明らかになりました。

    こちらは、Spotifyから米Gizmodo編集部に送られてきた定型文の回答です。

    私たちは、Spotifyにいる2400万人のファンと同じようにアデルを愛し尊敬しています。彼女がファンのために「19」や「21」と同様、「25」をSpotifyで楽しめるチャンスをすぐにもたらしてくれるよう願っています。

    今回の件についてよく知る情報筋によると、新アルバムはDeezerなどほかの定額音楽配信サービスでも配信されない予定。つまり、このアルバムが欲しければ個別に買うしかありません。

    新アルバム「25」が配信される可能性のある時期についてはまったくわかりませんが、前2作「19」「21」が定額の音楽ストリーミングサービスで配信されたのは、リリースからだいぶ長い期間をおいた後でした。

    ところで、ストリーミングでの音楽配信を控えるビッグアーティストはアデルだけではありません。昨年、テイラー・スウィフトはSpotifyがアーティストを搾取していると激しく非難し、自身のアルバム「1989」の配信を拒否。結果、大騒動となりました。

    またスウィフトは、Apple Musicでも無料トライアルの3カ月間はアーティストらに対価が支払われないことを受けて「1989」は引き上げると公開書簡で抗議を行ない、アップルの経営方針をも覆しています。

    その「1989」は2014年に最も売れたアルバムとなり、ストリーミングサービス同士は共食いの関係にあるという社会通念を確固たるものにしたと見られています。アデルが今回リリースしたアルバム「25」も爆発的ヒットになることは間違いなく、古くからある既存のレコードビジネスにまた新たな勝利を刻むこととなりそうです。

    Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

    (Rumi)