全部自分でやっちゃいたいのか、アマゾン。
アメリカのとある物流施設から飛行機が定期的に出ていて、それがアマゾンが新しい計画を実験中なんじゃないかというお話です。
Motherboardのレポートによると、オハイオ州ウィルミントンにある元DHLの施設で謎の貨物輸送ビジネスが行なわれているそうです。誰が黒幕なのか確定することは不可能ですが、記者のカーリ・ポール氏によるとアマゾンの可能性が高いのではとのこと。
この施設はオハイオ州にあるWilmington Air Parkという貨物用の空港で、2008年までは輸送物流会社であるDHLによって使われていました。その後、当時のDHLの発表では施設の操業を止め、7500人の雇用を削減し、2つの滑走路とすべての倉庫スペースを空にするということでした。
その施設にこの9月から新しいテナントが入ったようです。Air Transport Services Groupという名称のこの会社はどうも1日に4便、レンタルのボーイング767をそれぞれ別の空港に向けて飛ばしているようです。
目的地の空港はペンシルバニア州のアレンタウン、カリフォルニア州のオンタリオとオークランド、そしてフロリダ州のタンパとすべてが60マイル(約100km)以内にアマゾンの配送施設があります。こう言うとアマゾンとの関係が濃厚に聞こえますが、アマゾンはアメリカ全土に75カ所のセンターを持っており、人口が集まる地域にはたいてい拠点があることを考えると証拠と言うほどのことではないかもしれません。
Motherboardはまた空港スタッフや業界の専門家といったほかの情報源からの情報も報じています。アマゾンはこの推測に関して肯定も否定もしていないということですが...真実味のある噂ではありますね。
アマゾンはロジスティクスの会社ですが、おそらく配送自体を自社でするとなっても効率よく操業できるでしょう。すべての配送とはいかなくても、少なくとも部分的に直接運営することはできそうです。
アマゾン、さらに配送の効率化を狙っているということでしょうか。
Source: Motherboard
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)