一見すると、普通の高級時計に見えるんですけれど、実は実は!
タグ・ホイヤーは11月9日(現地時間)に北米で初のスマートウォッチ「Connected」を発表しました。日本での発売日は11月12日です。希望小売価格は16万5000円。現行のAndroid Wearとしては最もハイエンドです。
デザインはモータースポーツからインスパイアされたモデル「カレラ」をベースにしています。遠くから見ると同シリーズの新モデルに見えるんですが、さりげなくスマートウォッチというのが心憎い!
ベゼルのサイズは直径46.2mm、厚さ12.8mmと、やや大ぶりです(カレラの直径は45mm)。とはいっても、チタン製なので重さは52gに押さえられていますし耐久性も抜群。ストラップの色は7色(ブラック、ブルー、レッド、ホワイト、イエロー、グリーン、オレンジ)です。
搭載されたOSはAndroid Wearですが、iOS 8.2以降にも対応。プロセッサーはインテルの1.6GHzデュアルコアプロセッサー。ストレージは4ギガバイトです。ジャイロセンサーはありますが、GPSは搭載されていないのでGPSが必要なアプリを使うには、スマホとの連携が必要になります。
また、心拍センサーとスピーカーがないところからも、Apple Watchや他のスマートウォッチとは異なるユーザー体験を提供する姿勢が見られますね。今後は従来のアプリに加えて、Connectedを購入してタグ・ホイヤーに登録した人だけがダウンロードできるアプリも用意していくとのことです。気になる電池の容量ですが、フル充電で通常使用した場合少なくとも25時間は保ちます。
なお、Connectedのオーナーは、2年間の保証期間を終えた後、1,500ドルを支払うと、タグホイヤーの機械式時計を追加で買えるという特典がつきます。おそらく2年後には端末として古くなっている「Connected」に代わる時計を手に入れられるというわけです。タグ・ホイヤー社としては、スマートウォッチを入り口に、新しい顧客にアプローチする戦略なのかもしれません。
(高橋ミレイ)