ギズモードでも先日ファーストインプレッションをお伝えした、クリエイティビティを加速させる期待の新製品「iPad Pro」。
写真やグラフィックなど、クリエイティブ分野での活躍を狙っており、またサイズ感や周辺機器のApple PencilやSmart Keyboardも含め考えると、確実にパソコンと競合してくるこの大型タブレット。
そうなると気になるのがその性能です。iPad Proに搭載されるA9XプロセッサはiPad Air 2の1.8倍のCPU性能に、2倍のGPU性能を有するとアップルはうたっていますが、おそらくライバルはiPadではなく、Macになってくるはず。
そんな気になるiPad Proのベンチマークをarstechnicaがまとめてくれました。比較対象は今年発売されたMacBookにMacBook Air、Retinaディスプレイ搭載のMacBook Pro、そしてライバルとなるであろうSurface Pro 4です。
下記がそのスコアです。
まずCPU性能。


MacBookよりは遙かにiPad Proのほうが速いというのは明らかでしょう。
また、シングルコアの単純処理であればRetinaディスプレイ搭載のMacBook ProやSurface Pro 4と同等で、マルチコアの複雑な処理になるとAirと同程度といったところ。複雑な処理になると、やはり高性能なパソコンにはかなわないご様子です。
次にグラフィック性能。


これはすごい。能力だけで考えると、統合GPU系より圧倒的にiPad Proのほうが速いんです。Surface Pro 4も目じゃありません。
この結果からすると、グラフィック処理系に関しては全く不満のないレベル。本当に写真家やイラストレーターのメイン機としていけるんじゃないか、と思える性能を有しているわけです。
Apple Pencilも好評のようですし、これはもうアプリさえ充実すれば、本当にパソコンがいらなくなっちゃうのかも知れませんね。
source: BGR via arstechnica
(小山和之)