リアルタイムで中身が変わる広告。
グーグルではオンライン広告にDoubleClickと呼ばれるシステムを使ってきました。DoubleClickのシステムは、天気やローカルなイベント、旅行情報などをもとに、どの広告が適しているかをリアルタイムで判断、選択、表示するターゲット広告です。ウェブだからこそのシステムでしたが、この手法がウェブの世界を飛び出しました。
現在、ロンドンの街中、例えばウォータールー駅やユーストンロード、ボクスホールなど混みあった場所で、グーグルはDoubleClickを利用した屋外広告をテスト中です。オンライン上ほど細かくターゲティングはできないとしても、それでもこの屋外広告も、天候や世界のニュース、1日の時間帯などリアルタイムの情報から判断し表示内容を変えていきます。今回のアイデアは、ウェブで面白いように効果を発揮している広告をさらに外の世界で、運転手や歩行者の一日の時間帯に合わせて最適化して情報を見せられることにつながります。
もちろん必要の無い時には、広告を非表示にすることだってできそうです。グーグルのDoubleClick担当者は、今回のテストがウェブ広告とOOH広告との結びつきを示すいい実証になると語っています。ただしこの広告を展開する予定は今のところ未定だそうです。

source: The Verge
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(そうこ)