そんなスパイグッズの代表例といえばスパイカメラです。写真撮影は昔から、「決定的証拠」として、スパイのミッションそのものになってきました。当然、その任務を遂行するために、誰も思いつかないような方法でカメラを持ち歩く必要があります。
そんなスパイカメラが、多数紹介されていました。どれもプレミアムがついて大層お高いのですが、見てるだけでも眼福にはなります。
たとえば……
● タバコカメラ
ラッキーストライク型スパイカメラとOhio Safetyマッチ箱型露出計(Mast Development Corp., USA, 1949)
● 腕時計カメラBonhamsにて500万円〜780万円

ABC Watch Camera(Steineck, Germany, 1948)
● ピストル型カメラBonhamsにて19万円〜28万円

2-16カメラ(ドリューカメラ, 日本, 1952)
● 双眼鏡カメラBonhamsにて220万円〜310万円

Le Physiographe (L. Bloch of Paris, 1896)
● 本型カメラBonhamsにて47万円〜78万円

文庫本カメラ(Haake & Albers, Frankfurt, 1888)
● 指輪型カメラBonhamsにて54万円

GF81指輪カメラ(Gian Paulo Ferro, Italy)
Bonhamsにて42万円
などなど。
こんなの使って「見つからないように撮影しよう」としたら、逆にドキドキしてしょうがないだろう僕は、きっとスパイ向きではないのでしょう。
(清田いちる)