同図書館が保有する18万7千点のパブリックドメイン。これまで著作権法のもと制限されていた膨大な量のイメージすべて、同サイト上で閲覧できるだけでなく、ダウンロードまで許可されました。海外の歴史的コレクションだけでなく、なかには日本の源氏物語のイメージもあるみたいですよ。でも、まだまだそれだけじゃありません...!
注目すべきは、"Visualize the Public Domain"とよばれるツール。プログラマ兼デザイナーであるBrian Foo氏に手掛けられたもので、「世紀」「ジャンル」「コレクション」さらにはトップ画像の通り、「色」ごとに検索することも可能なのです。
例えば1800年代の作品だってこんな風に閲覧&ダウンロードできるほか...

Sheet Music(1枚刷りの楽譜)というジャンルでの検索もできたりして、ただイメージをネットサーフィンするだけでもビジュアル的に十分楽しいのですが...

デジタルならではの楽しみ方も見逃せません。ひとつの例として、以下のイメージの情報を具体的に個別ページでチェックしてみましょう。

作品名、年代などの基本情報がわかるほか、「サブ・コレクション」として同じ国・年代の類似作品イメージが表示されたり、さらに1番下までスクロールすると、「ITEM TIMELINE OF EVENTS(このアイテムのタイムライン)」のなかに、「2016: Found by you!(2016年、あなたに見つけられました!)」なんていう表示も!
歴史的価値の高いアートを実際の展示をまじまじと自分の目でたしかめる瞬間の特別感には勝らないかもしれませんが、より多くの人々が、より身近なかたちで楽しめる可能性が広がりそうですね。
top image by NewYork Public Library
source: NewYork Public Library
Katharine Trendacosta - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)