「Uberを追放せよ」ストでパリの道路が混乱状態に

    「Uberを追放せよ」ストでパリの道路が混乱状態に

    どうなる、Uber。

    世界でストライキが起きたり、訴訟問題に発展したりと、何かと物議を醸している配車サービスUber。1月26日(現地時間)にフランスで起きたアンチUberストは、参加者数も市民への影響も大きく、パリ市内は大混乱に陥りました。

    決行したのは、Uberに客を奪われることを懸念するタクシードライバーたち。パリだけでなく、トゥールーズ、マルセイユ、ボルドーでも同様のストが起きています。

    ニューヨークタイムズ紙によると、スト参加者の合計はおよそ13万~15万人。路上でタイヤを燃やす、都市間を結ぶ道に障害物を設置する、ストに参加していないタクシードライバーにはゆっくり運転するように呼びかけるなどのデモ行為が起き、件数は100以上にものぼるそう。

    運転手たちは、「タクシーとして登録していない車が料金を受け取って客を乗せてはいけないというルールを、Uberは破っている」「自分たちは決して安くないライセンス料を払ってタクシーを運転してるのに、フェアじゃない」と語っています。「生活を脅かされて、こっちはたまったもんじゃない」という怒りが伝わってきますね。

    パリの2つの空港・シャルルドゴールとオルリー、そしてパリの交通要所であるポルトマイヨが、大量のスト参加タクシーにブロックされ、交通に多大な影響を及ぼしました。パリの経財省の施設付近も同様に封鎖されたそうです。

    警察は催涙ガスを使って対抗。警察に対する暴力行為などで逮捕されたデモ参加者が複数名出ています。

    フランスでは2015年6月にも同じようなアンチUberストが起きていますが、今回は公的機関に大きな影響が出ており、フランス政府も事態を深刻に受け止めているよう。マニュエル・ヴァルス首相は、「不公平さを解消し、この状況を国家レベルで協議することを保証する」と声明を発表しています。

    Uberに対するストは昨年世界6カ国で起きたそうで、本家アメリカでも進出国でも「両手を挙げて大歓迎!」というムードではありません。今後Uberはフランスで、いや世界でどのような運命を辿るのでしょう。

    source: The New York Times、CityLab

    (Aska T.)

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