端末壊すType-Cケーブル、グーグルの人柱マンが公開

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端末壊すType-Cケーブル、グーグルの人柱マンが公開

充電するついでにスマホやパソコンを壊す粗悪品はどれじゃ!

グーグルの人柱ことPixed開発部門のBenson Leungさんが、自前のノートに市販のUSB Type-C Type Aケーブルを片っ端から差し込んで死神リストを公開し大反響です。

テストで使ったノートはChromebook Pixel@1,500ドル(約17万円)です。調子よく差し込んでいって100本超えた辺りで、アマゾンで買った安物ケーブルでついに瞬死しました。

その安物ケーブルとは「SurjTech 3M USB 3.1 Type C Standard Type A」。半田付けからして反対で、ついてるはずのワイヤーがついてないというホラー仕様。幸いアマゾンからはもう販売取り下げになってます

このSurjTech製品はLeungさんが試した中でも歴代最悪ですが、端末をぶっ壊す恐怖のUSB Type-Cケーブルはまだ巷にわんさか溢れてます。

160208usb-type-c.jpg
これがUSB Type-C

こちらの写真のように、両端Type-Cの「Type-C Type-C」のケーブルだったら、端末はセーフです。どっちもUSB-C対応端末の充電に必要な電流をきっちり確保できます。この給電量が多すぎたり少なすぎたりすると、端末にガタがくるんです。

要注意なのは、片側だけ新規格Type-Cで片側がType-A(USBで連想するメス)のもの。Leungさんが調べてみたら、なんか適切に電流が制御できていないようなのです。

160208usb-type-a.jpg
これがUSB Type-A

USB-C対応端末は3A充電なんですが、片側がType-Aのケーブルは3Aも処理できないし、Type-Cみたいに給電を制御する仕様にもなってないんですね。従って、Type-CとType-Aを安全&効率よく使うには、かなり細かい規則に従って配置しなければならなくて、それは何度もテストするか、ケーブル分解しないと無理なんです。

それなのに3A充電対応と銘打ってるマガイ品が沢山出回ってて、正規品と区別つかないんですね。

ひとつ、Leungさんが「これは買うな」と言ってるのは、こんな見かけのケーブルです。

160208dont_buy_this.jpg

太めのナイロン編みで、いかにもハイクオリティー然としてますよね。いろんな商品名(下記)で売られてますが、これはどこも同じメーカーが作ってるものです。調べてみたら、このメーカーのケーブルはどれも「規格外変換だった」そうですよ?

iKNOWTECH

NXET

SurjTech

TRADERPLUS

SAWAKE

OnePlus 2やNexus 6Pを新調して充電ケーブル差し込む予定の人は全力で避けようね!

ほかのType-C Type-Aケーブルも気になるみなさまのためにRedditの有志にまとめてくれました。ここで「NO」となってるケーブルは買わない方が無難。日本語はこちらをぜひご参考に。

source: Benson Leung

Alex Cranz - Gizmodo US[原文

(satomi)