現実と虚構の区別がつかない。
毎年恒例、世界最大級のモバイルイベント「MWC(Mobile World Congress)2016」。現地時間22日、今年もついにバルセロナで開始されました。
名前の通り、世界のトップ企業が集結する一大イベントですが、今回はサムスンの発表会からの1コマをご紹介いたします。
同社は5千人を集めた発表会において、新商品の「Galaxy S7」のデモ映像を、VRヘッドセットを通して見せるという試みを行ないました。なかなか画期的に思えますが、それにしても、この5,000人が同時にヘッドセットを装着している風景。未来的というか、不気味というか、形容しがたい雰囲気が漂っております。
そしてこの発表会には、フェイスブックCEO、おなじみマーク・ザッカーバーグも登場。自社が今後、VR分野へ積極的に取り組むことについて語りました。
こちらの写真は、盛大なアナウンスとともに本人が呼び込まれたであろう瞬間を捉えたもの。世界的なセレブが華々しく登場しているのに、誰も見ちゃいません。本物のザックが、なぜかVRのように見えるから不思議です。
is this picture an allegory of our future ? the people in a virtual reality with our leaders walking by us. pic.twitter.com/ntTaTN3SdR
— Nicolas Debock (@ndebock) 2016, 2月 21
アップルが極秘でチームを結成しているというウワサがあったり、日本のNHKも採用を決めるなど、今年VR界隈が盛り上がることは間違いなさそうなのですが、唯一の弱点が、このヘッドセット姿を他人が見た時の間抜けさでしょうか。
source: Twitter
Carlos Rebato - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)