自転車で走ったら気持ちいいだろうな。
サンフランシスコと湾を挟んだオークランドを繋ぐ橋、ベイブリッジ。橋の再建工事にともない、自転車や徒歩で橋を渡ることができる専用レーンが設けられ、2013年からその一部が一般公開されています。専用レーンは、オークランド側から湾の真ん中にあるイェルバ・ブエナ島まで。現在、公開されているのはその2/3で、島までの開通は予定されていた今年春から、最近になって夏への延期が発表されました。さて、このレーンをサンフランシスコまで伸ばすとすれば、さらに3億ドル(約350億万円)、プラス10年かかるだろうという話です。が、もし実現するのなら、例えばこんなデザインはどうでしょ?


これは、総合エンジニアリング企業アラップが提案しているデザイン。見てわかるように、グルグルながーいスロープがあります。これは、橋のサンフランシスコ側が路上よりも高い位置にあるのが理由。橋を利用するには、自転車用エレベーターか長いスロープが必要なのです。他にも問題はあり、例えば専用レーンで加わるさらなる重量もその1つ。橋が重みに耐えるためには、これまた工事が必要になります。
一方、自動運転車の存在で問題が解決されるという見方もあります。自動運転車が一般化すれば、交通量は減少すると言われているので、自転車レーンを増設せずとも、空いた車レーンをそのまま使えばいいのではとね。サンフランシスコまで自転車レーンを繋ぐのに10年かかるのならば、その頃は交通事情もずいぶん変化しているでしょうし。
実現するかどうかはともかく夢見るのは自由。この専用レーンのアイディアは、すでに実現に向けた運動が始まっているということです。

source: KQED, Bike East Bay
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(そうこ)