思わぬ期待株。
4インチディスプレイを搭載した小さなボディに、iPhone 6s譲りの高性能プロセッサや1200万画素カメラを搭載した「iPhone SE」。実売価格が安めなことも相まって、小型スマホのファンからは大きな注目を浴びています。
そんな中、iPhone SEは実際の利用状況を再現したテストでもiPhone 6sやGalaxy S7よりも大幅にバッテリーがもつことがウォール・ストリート・ジャーナルによって報じられています。同紙によると、ディスプレイの明るさを揃えてウェブサイトの巡回テストを行なったところiPhone SEは10時間バッテリーが持続。これはiPhone 6sやiPhone 5sよりも2時間、またGalaxy S7よりも3時間近く長い結果とのことなんです!
実は、iPhone SEの駆動時間が長いことは公式スペックからも想像されていました。公式スペックを見ると、iPhone SEはインターネット利用やビデオ再生などの項目でiPhone 6sよりも2時間長い駆動時間を達成しています。これらのテストはディスプレイをオンにし続けるので、iPhone SEの小型のディスプレイが有利に働いたのかもしれません。
また、これらの数値は省電力プロセッサを搭載しバッテリーの搭載方法まで工夫したMacBookすら上回ります。
最大10時間のiTunesムービー再生(iPhone SEは最大13時間)
iPhone SEとMacBookでインターネット利用やムービー再生をよーいどんで開始したら、小さなボディのiPhone SEのほうが長時間使える可能性が高そうです。これはスゴイですね!
近年はスマートフォンの薄型化とともに、駆動時間の延長はなかなか期待しにくい状況となっています。しかし、デジタルガジェットは電源が入ってナンボ。いくら薄くても、バッテリーが切れてしまっては意味がありません。小ささや高性能さが注目されるiPhone SEですが、バッテリー駆動時間という実用性能でもかなりの高性能っぷりを発揮しているようですよ!
source: ウォール・ストリート・ジャーナル
(塚本直樹)