グーグルの自動運転車がバレンタインデーに時速3kmでバスに蚊のようにぶつかる事故がありました。
本社付近の交差点で道の砂袋をよけようと気を利かして車線変更したところで、後ろから時速24kmで直進してきたバスにぶつかった模様です。けが人なし。事故は17回経験してますが、自責は史上初めてとなります。
同社がカリフォルニアのDMVに提出した事故報告書(画像上)が月曜ネットに公開されて明らかになったもの。ぶつかったのはセンサーとカメラを搭載したLexus SUVです。
咄嗟のときハンドルを握れる位置にテストドライバーも控えていたんですが、バスが減速か停止するものとばかり思ってハンドルは握らなかった、とグーグル。報告書では自責とは書かれていないんですが、「こちらが動かなかれば起こらなかった事故であり、責任の一端はある」と声明で認めていますよ。
カリフォルニア州では自動運転車はドライバーが同乗することが義務付けられています。それをなんとかしようということで、グーグルは昨年11月、運転手が乗らない自動運転車の設計案を米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出。
同局から今月やっと「AI(人工知能)も運転手に数えてやるぞ!コンピュータも運転手だ!」という歴史的な返事をもらって大喜びしているというニュースが流れたのが10日なので、その4日後のことでした。
ゆっくりと、しかし確実に自動運転車は進んでいきます…。
(satomi)