天体ショーを体験しよう。3月9日は日食が観察できますよ

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天体ショーを体験しよう。3月9日は日食が観察できますよ
Photo by 武者良太(@mmmryo

サイエンスに触れられるいい機会かも。

日食というと2012年5月に起こった金環日食が大盛り上がりしましたが、2016年3月9日に再び日食が起こります

国立天文台によりますとインドネシアなどでは皆既食を、日本全国では部分食を観察できるとのこと。部分食というと、トップ画像のように太陽の一部が欠けるという状態。月が太陽の前を横切るために、月の影で太陽が遮られるというわけですね。

国内では南に行くほど多く欠けるようで、那覇では太陽の面積の22%、東京では15%ほど欠けて見られます。日食の始まりは那覇では9時29分ころから、東京では10時12分ころから。札幌では10時38分ころからとなっています。

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その他の地域は国立天文台の「日食各地予報」をどうぞ。指定した地点の日食の開始時刻、欠ける割合、食の終わりまで詳細なデータを確認できます。すげえ!

ただし日食を観測するためには、専門の日食グラスが必要なのでご注意を。

サングラスなどでは目を痛める可能性があるのでNG。ちゃんとした観測用日食グラスを事前に用意しておきましょう。日食グラスが用意できない時は紙に小さな穴(ピンホール)を開けて通過する太陽光を間接的に観測するといった方法もありますよ。国立天文台のサイトでは日食の正しい観測方法なども紹介されています。

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また、例によってウェザーニュースでは「日食見えるかなマップ」を公開中。皆既日食地点でのライブ配信も計画しています。

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3月8日12時の段階では沖縄や都内、東北、北海道ならチャンスありといったところ。ただしお天気が変わりやすい季節なので、現在難しそうな地域も明日になればチャンスが巡ってくるかもしれません。諦めちゃだめ。

10時ころと言うと、おそらく仕事や授業の真っ最中。でも、4年ぶりの日食ですし…。ちょっぴり休憩して空を見上げたり、木漏れ日を観測、もしくはライブ配信で楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

あ、もちろん怒られない範囲でね。

source: 国立天文台ウェザーニュース

(小暮ひさのり)