なんだかんだ言ってもニュージーランド国旗、愛されていたんだな…。
10カ月にも及ぶ国旗デザイン変更のプロセスを経て、現行の国旗のままで行くことに決定しました。ニュージーランド国民による投票の中間集計では、現行の国旗への投票が大多数を占めているとのことです。
BBCニュースによると、下の画像の「シルバー・ファーン」と呼ばれる新デザインと現行のデザインの決選投票がおこなわれ、211万9953票もの投票がありました。現在のところ、56.61%の国民が現行のデザインに投票。まだ中間結果なので投票のカウントが完了するまでに数字が少し変わるかもしれません。
ニュージーランドのジョン・キー首相は国旗変更を支持していましたが、もう投票で決まっちゃったんでしょうがないですね。それを認めるかのような「ニュージーランド国民は現行の国旗に投票しました。これからもこの国旗を使用し、受け入れ、そしてなによりも誇りに思ってください。」とツイートをしています。
New Zealand has voted to retain our current flag. I encourage all NZers to use it, embrace it and, more importantly, be proud of it.
— John Key (@johnkeypm) March 24, 2016

新国旗デザイン案は公募され、1万292点から40点に、そして、その後4点まで絞りこまれました。最終候補としてシルバー・ファーン1点が選ばれ、現行のデザインと国民投票されることになりました。このプロセスは10ヶ月にも及び、かかった費用は約20億円。で、結局変更なしだったわけですから、お金の無駄遣いだって国民は怒ってる…でしょうね。
Source: BBC
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(リョウコ)