このロボット何すると思う?
そう聞かれて、すぐ思いつくのはお掃除ですよね。ほうきのようなものをぶら下げてますし、お掃除ロボットブームだし。でも、ヒントで「地球外」と言われると…、はて。
このロボは、小惑星の塵や堆積物を集めるためのもの。まだ試作段階です。欧州宇宙機関(ESA)の依頼をうけて、Added Value Solutionsが開発しています。
単純に塵を集める任務とはいえ、そこは小惑星、宇宙空間です。地球と比べ、重力が著しく弱い微重力環境では、惑星サンプルとしての塵を集めるのも一苦労。地面にドリルをさしたり、地表をさっと掃くだけでも、その力によって逆にロボットが地表から押し出されてしまう可能性があります。
その対応策として、このロボには3組の回転ブラシが取り付けられており、マシン中央の密閉コンテナに塵を掃きいれることができる設計にしてあります。集められる塵は、20秒で4オンス(約113グラム)。近々、パラボリックフライト(微重力フライト)でテスト予定。成功すれば、いつか宇宙デビューする日も。
そしていつの日か、宇宙で使うお掃除ロボットとして、地球外に住むご家庭に…。
image by Added Value Solutions
source: ESA
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(そうこ)