これ、日本でもほしいな〜。
とにかく快速かつセキュアなグーグルの「Chrome OS」を搭載し、低価格を武器に売り出されているChromebookシリーズ。わりといいことが詰まったマシンにも感じられますけど、なぜか日本国内ではあまり普及してきませんでしたよね。海外ではメキメキとシェアを伸ばしてきているようですが。
安いのはいいものの、どことなくチープなプラスチック製のモデルも多かったChromebookに、このほどAcerから非常に魅力的な新モデルの「Acer Chromebook 14」がアナウンスされてきましたよ。まるで「MacBook Air」を想起させるアルミニウムボディに、1,920×1,080ピクセルのフルHD解像度の14インチIPS液晶ディスプレイを装備。デュアルコアのインテル製Celeron N3060プロセッサー(1.6GHz)に4GBのLPDDR3 RAMメモリ、32GBの内蔵ストレージを備えたモデルが、299.99ドル(約3万4000円)にて予約発売中です。
Acer Chromebook 14には複数モデルが用意されています。高級感あふれるアルミニウムボディはそのままに、ディスプレイを1,366×768ピクセルのHD解像度に落とし、RAMメモリは2GB、内蔵ストレージは16GBまでスペックダウンした最小構成モデルは、さらなる低価格での販売方針まで発表されていますよ。この最小構成モデルのバッテリー駆動時間は、なんと最大14時間となり、いま出回っているChromebookの全シリーズを通じて、もっともバッテリーの持ちがよいとアナウンスされています。現時点で、このモデルの正確な販売価格は未公表ながら、日本円にして2万円台で、こんな魅力的なChromebookが姿を現わしてきそうなのは衝撃ですよね〜。
ちなみに発売当初こそ、Wi-FiにつながっていなければほとんどなにもできないChromebookに不評も集まっていました。しかしながら、改良を重ねてきた現在のChrome OSには、オフラインでも作業できるDocs、Sheets、Slidesといったソフトウェアが標準でそろっています。無料で100GB分も提供されるオンラインストレージスペースや、常に最新版のOSへと自動でアップデートされていくセキュリティの高さなども好評のようです。
Acer Chromebook 14では、よりハイスペックを求めるユーザー向けにクアッドコアのCPUを選択できる最上位機種も用意される予定で、さらなるChromebookユーザーシェアの拡大が狙われていますよ。いずれのモデルにも、デュアルステレオスピーカーにカメラ、マイクまで標準装備されています。フルサイズのキーボードが必要な作業は、PCやMacではなくて、もうChromebookでも十分なのかもしれませんね。
source: Acer via InformationWeek
(湯木進悟)