もうこれさえあれば…!
スマートフォンのバッテリーは平均してだいたい2,500mAh(ミリアンペア時)ですが、1日使用する分にはおおよそ十分な量でしょう。それでは、この数字とAnkerから新たに発売されるポータブル充電器PowerHouseを比べてみてください。コンクリートブロックくらいの大きさのこれで、なんと120,600mAhという驚きの放電容量! これがあれば、携帯電話が何かしらの原因で充電が切れたとしても、最大40日間チャージすることができるそうです。

しかも充電できるのはスマートフォンだけではありません。4個のUSBポートが手前部分に付いているし、12VのOUT端子もあるので車用のガジェットだって充電できます。さらに3本突起が付いたタイプのプラグも差し込めるようになっているので、わざわざ自宅の壁で充電する必要もありません。PowerHouseがどれだけのパワーを持っているのか具体的に示すと、ラップトップなら15回充電でき、小型冷蔵庫なら7時間稼働させることが可能です。
そしてPowerHouse自体のパワーが無くなったら、約10時間の充電でフル回復します。よくある小さいドットが光ってどれだけ充電が溜まったかお知らせするタイプではなく、大きなLCDディスプレイでもっと正確にいつ充電が完了するのかを細かく示してくれるのもうれしいポイント。
価格は500ドル(約55,000円)と1番安いガスジェネレーターくらい買えそうなお値段なので、もしかしたら世界が終わりを迎えてこの巨大バッテリーを充電できるコンセントを探しまわるよりも、別の燃料を探したほうがいいときが来るかもしれない…、なんてことを考えてしまうかもれません。でもラッキーなことにAnkerからPowerHouse用の太陽光充電器も出るみたいなのでご安心を。これだと、おおよそ16時間で充電が完了するらしいです。これだけ容量の大きなポータブル充電器ですから、映画「マッドマックス(1979年作)」にも登場した1973年製のFord Falcon XB GT Coupeにだって、トランクに電力源として積んでいてもおかしくないかもしれませんね。
source: Anker
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(SHIORI)