中国の自動運転車、どんどん加速してますよ。
中国の検索大手Baiduは自動運転車のテストに成功し、バス会社Yutongも公道でのテスト走行を実施中。インフラ面でも全車をトラッキングできるようなシステムを試験運用したりと、中国は自動運転車の導入に向けて全速力なようです。
そしてここに来てボルボが100台の自動運転車を中国の公道でテスト走行させることが発表されました。いきなり100台の試験運用とはかなり大きなステップですね。
ボルボの車部門、ボルボ・カーズは2010年に中国の浙江吉利控股集団に買収されており、今後ますます中国市場でのシェア拡大を狙っていくと考えられます。
自動運転車のメリットはたくさんありますが、渋滞や大気汚染で有名な中国、導入で得られるメリットはかなり大きいように思いますね。もちろん今回のテスト走行はたった100台ですので、この100台が何かを解決することは無いでしょう。しかしこれによって自動運転車の研究がさらに進むことが期待されます。
中国ではBaiduやYutongといった企業に加えて地元スタートアップも参入しつつあります。世界で最も早く自動運転車が本格運用される国となるかもしれません。
現在は複数の中国の都市と協議して「どの都市が実験を行なうのに必要な許可、規制、そしてインフラを提供してくれるのか」を見極めているとのことです。
source: Volvo
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)