加速するモバイル社会。
総務省の有識者会議が、データ通信の新技術使用を認める答申を出しました。これにより、今夏にはスマホの通信速度が最大で2倍になるとのこと。
今回採用が認められたのは、「キャリアアグリゲーション」という技術。これは、ひとことで言うと「複数の回線を同時に利用できる」というものです。
たとえば、100Mbpsの回線が2つあればその両方を利用できるため、速度は200Mbpsになります。
この技術は、すでにLTE-Advancedなどで採用されていましたが、下りのみでした。今回、上りにも適用することで、動画や写真などの大きなファイルを友だちとシェアするのも、より高速でできるようになりますね。
さらに、下りにも「256QAM」と呼ばれるより高度な変調方式を採用し、最大1.33倍高速化されるとのこと。
ただし、いずれの技術も現在のスマホでは対応しておらず、今夏以降に発売される端末を購入する必要があるそうです。
ますますスマホが手放せなくなりそうでちょっと怖い気もしますが、高速化、大歓迎ですね!
image by Kārlis Dambrāns
source: 朝日新聞 Digital
(渡邊徹則)