2度めの正直!
28日、NASAはISS(国際宇宙ステーション)では初となる拡張可能な居住モジュール「BEAM」の運用試験に成功しました。
当初、試験は米国時間の26日朝に行なわれましたが、モジュールが膨らまず中止となっていました。この居住モジュールは1カ月以上前から宇宙ステーションの船体に取り付けられていましたが、初期不良はみられませんでした。しかしISSのジェフ・ウィリアムス宇宙飛行士が膨らませようとしたころ、何かがうまくいかなかったのです。
In a week, the crew will set up sensors inside #BEAM to measure radiation, temperature, and debris over 2 years. https://t.co/87kJhLPTKP
— Intl. Space Station (@Space_Station) 2016年5月26日
内部の圧力は予期していたよりも急速に上昇しましたが、モジュールはほとんど膨らみませんでした。数時間にわたって起動と停止を繰り返した後、NASAは原因を究明できるまで一時的に中止することに。
そして2日後、2度めのチャレンジでモジュールを膨らませることに見事成功しました。ウィリアムス宇宙飛行士たちが7時間以上かけて空気を送り込み、1.7mになりました。
#BEAM expansion at 32" while @Astro_Jeff monitors before pressurization begins at 68" mark. https://t.co/C7LVQGyw5Ppic.twitter.com/P6zQSaglP8
— Intl. Space Station (@Space_Station) 2016年5月28日
この後、BEAMはテストのため2年にわたって設置され、宇宙飛行士を火星に送るときに使えるものかどうかが判断されることになっています。
source: AFP
Carli Velocci - Gizmodo US[原文]
Ria Misra - Gizmodo US[原文]
(たもり)