風船のように膨らむ宇宙の家、ISSでの試験に成功

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風船のように膨らむ宇宙の家、ISSでの試験に成功

2度めの正直!

28日、NASAはISS(国際宇宙ステーション)では初となる拡張可能な居住モジュール「BEAM」の運用試験に成功しました。

当初、試験は米国時間の26日朝に行なわれましたが、モジュールが膨らまず中止となっていました。この居住モジュールは1カ月以上前から宇宙ステーションの船体に取り付けられていましたが、初期不良はみられませんでした。しかしISSのジェフ・ウィリアムス宇宙飛行士が膨らませようとしたころ、何かがうまくいかなかったのです。

内部の圧力は予期していたよりも急速に上昇しましたが、モジュールはほとんど膨らみませんでした。数時間にわたって起動と停止を繰り返した後、NASAは原因を究明できるまで一時的に中止することに。

そして2日後、2度めのチャレンジでモジュールを膨らませることに見事成功しました。ウィリアムス宇宙飛行士たちが7時間以上かけて空気を送り込み、1.7mになりました。

この後、BEAMはテストのため2年にわたって設置され、宇宙飛行士を火星に送るときに使えるものかどうかが判断されることになっています。

source: AFP

Carli Velocci - Gizmodo US[原文

Ria Misra - Gizmodo US[原文

(たもり)