これが時速250kmオーバーの世界。新型「NISSAN GT-R 2017年モデル」でアウトバーンをアクセルバーン!してきた

  • author 野間恒毅
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …
これが時速250kmオーバーの世界。新型「NISSAN GT-R 2017年モデル」でアウトバーンをアクセルバーン!してきた

すげー、本当に時速250kmの世界だ!

いま私はどこにいるでしょう、実はドイツに来ているんです。今回NISSAN GT-Rの開発責任者田村宏志CPS(Chief Product Specialist) のご招待で、ビッグマイナーチェンジをした「新型 NISSAN GT-R 2017年モデル」を一般人として初めて体験試乗させてもらいました。

160527_gtr_DSC_6453.jpg

田村さんの運転で早速速度無制限区間のアウトバーンに繰り出して、アクセルバーン! 一気に時速250kmオーバーの世界へ。…えっ、なにこれ、すごい自然! ふつうに会話できて日常感あふれてる!

前につまって200km/h以下になったとしても、前が開けばすぐに250km/hオーバーの世界へ。感覚的には半分の速度感でしょうか。必死になって冷や汗かきながら出す250km/hではなく、ごくごく日常生活として出てる250km/hの世界。

この日常感、いわば新幹線のようなもの。そういえば新幹線の歌のビュワーンビュワーン走る超特急時速250km/hでしたが、そんな感じ。無謀なスピード狂の出すものではなく、安心、安全、高速移動のための快適空間なのです。だから250km/hでもふつうに会話できるし、そもそも300km/hオーバーでも会話できるように作ってあるのです。

160527_gtr_DSC_6481.jpg

日本の高速道路は未だに100km/h制限。それなのになぜGT-Rが300km/hオーバーでも走行、会話できるように作ってあるかというと日産がグローバル企業であり、GT-Rはグローバルカーだから。

世界を見渡せばスーパーカー、ハイパフォーマンスカーが肩を並べ、最高速は300km/hオーバー、300km/hでも巡航できる車がたくさんあります。そんな群雄割拠の中、殴り込みをかけたのがNISSAN GT-R。日本人による企画開発設計、日本の工場での生産、つまり日本のモノ作りの集大成として造られている、ある意味日本代表選手

160527_gtr_DSC_6451.jpg

2007年のデビュー以来改良を続け、今回はビッグマイナーチェンジ、エンジンの出力アップから冷却性能、空力性能を見直し、内外装を含めて大幅に進化しました。特にアウトバーンのような高速巡航時にドライバーにとって緊張感が少なく、同乗者にとっては乗り心地がよくなって、よりプレミアムとなっています。

だから私たち一般人が乗って250km/hで走っても、怖いとか、危ないからやめてーー、とはならず、もっと出せないかな、300km/hを見てみたいという気持ちにさせられます。

160527_gtr_DSC_6692.jpg

気になる価格ですが、世界のスーパーカー、ハイパフォーマンスカーがふつうに2000万、3000万円するのに対し、日産GT-Rはたったの1000万円くらい(オプション等により変動)。これだけの性能と日本の精緻なモノ作りの結晶として考えると、コスパ最高ですよね。

自分が買える買えないはひとまずおいといて、世界に通用するハイパフォーマンスカーが日本から出ていることに、日本人として誇らしい気分になりました。

それにしてもほんと、速くて、静かで、乗り心地よかったなあ

source: 日産:NISSAN GT-R [ GT-R ]

(野間恒毅)