いろいろキャプチャできそう。お化け屋敷でのリアクションとか。
VRギアが増えつつある現在かつ、VRなコンテンツも増えつつある今日ですが、明日にはもっともっと増えるかも。そんな予感がしちゃうのは、コンパクトでモバイル運用ができるモーションキャプチャシステム「PERCEPTION NEURON(パーセプション・ニューロン)」が国内販売されるから。
PERCEPTION NEURONは、3軸ジャイロスコープ、3軸加速度計、3軸磁力センサーの9軸センサーを内蔵した慣性トラッカー、Neuronを最大32個身体中にとりつけ、全身の動きをキャプチャできるシステム。取得したデータはハブを経由してUSB、Wi-FiでPCに転送できます。USBバッテリーを電源とすることができるため、ワイヤレスな環境で使えるのがポイント。またmicroSDにデータを保存することも可能です。リアルタイムにデータをチェックするのでなければPCレスでもOK。
これは夢が広がりますなー。環境が許せばアレもコレもキャプチャしたくなりますよね。ジェットコースターでGを感じている動きとか、いろんな職人さんの繊細な指使いとか。
1人でも3分くらいでセンサーを着込めますし、USB接続時は6分ちょっとでキャリブレーションからのキャプチャスタート。
簡易的なシステムのように思えますが、フレームレートは60fpsと120fps。小気味よい動きもしっかりと捉えます。
シャープなモデルに当てはめて見ることができるから、フォームのチェックもしやすそう。モーションキャプチャはゲームやVRの分野で使われることが多いシステムですが、簡単に扱えるなら教育分野での普及も期待できそうです。どーやって動いているのかわからないアクロバティックなダンスのデータ、採ってみたい!

慣性トラッカーNeuronのサイズ・重さは1円玉くらい。手の指など、細かい動きを取得したい部位のキャプチャも可能です。

もちろん全身のモーションもキャプチャできますよ。
難易度は高いようですが、リアルタイムに3Dモデルを動かすこともできます。あとプロジェクターと透過型スクリーンとMMDデータがあれば、誰でもMMDライブが開催できちゃうわけで...。
気になるお値段は20万9800円。本日5月20日から販売開始です。市場が拡大すること間違いなしのVR、3DCGコンテンツ分野で腕を磨きたいみなさま、おひとついかがですか?
source: PERCEPTION NEURON
(武者良太)