さすがにもうやめるってよ(来年だけど)。
アメリカ会計検査院(GAO)が発表した文書によると、アメリカ国防総省(ペンタゴン)やその他重要施設では、核兵器の重要書類なども、いまだにフロッピーディスクを使って運用されているそうです。
しかもあのでっかい8インチサイズを、1976年に発売されたIBMの「Series/1」を使って読み込んでいるとのことですよ。
これらシステムの維持費は、年間約6.8兆円にも及ぶとのこと。ペンタゴンの担当者は、なぜここまでフロッピーディスクを使い続けていたかについて「単純に、まだ動くから」と語っています。
しかし、さすがにこのレガシー・システムは改変が予定されており、2017年にはフロッピーディスクを廃止、2020年までには最新のシステムにリニューアルする予定とのこと。
先端技術の塊のようなイメージがある米軍が、いまだにこんなレガシーな仕組みを使っているのに驚く反面、下手にクラウドとか使って情報漏えいしても危ないしと考えると、実は理にかなっていたのかも、なんてちょっと思っちゃいます。
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source: The Verge
(渡邊徹則)