魅惑の世界観。
2002年に出版されたイギリスのサスペンス小説でドラマ化もされた「荊の城」は、財産目当てで侍女として潜り込んだ主人公が令嬢と百合展開になるお話。
本作を「オールド・ボーイ」や「親切なクムジャさん」、「イノセント・ガーデン」などで知られる、パク・チャヌク監督が映画化した最新作「The Handmaiden(原題)」の美麗なティーザートレーラーが公開されています。
直接的に過激な描写はありませんが、やや百合や官能的な要素があるので、閲覧注意です。
こちらはGeekTyrantが掲載した、The Jokersの動画。
本作の舞台は1930年代の日本と韓国。そのため、屋敷は大きな(そしてちょっと奇天烈な)日本家屋で、日本の着物を着た女性が令嬢のようです。

巨大な日本髪と手袋が印象的

和室に庭園
コリア・タイムスでパク・チャヌク監督は、以下のように語っています。「ザ・ハンドメイデン」はおしゃべりかつチャーミングな映画で、ウィットに富んだセリフが多いので、あちらこちらからとらえがたい喜びを与えてくれます。
本作は私の映画人生の中で、もっとも非日常的な内容です。私は「イノセント・ガーデン」を撮り終えた後、サラ・ウォーターズ原作の「荊の城」を英語で読み、登場人物たちが持つ現実味とどんでん返しの内容に魅了されました。それで、この小説を映画にしようと考えたんです。
本作の映画スタジオはAmazonで、プレミア上映はカンヌ映画祭になるとのことです。
source: GeekTyrant via YouTube
(岡本玄介)