現実の制約を超えたら、こんな芸術に出会える!
今年4月、HTC Vive専用にとあるアプリがリリースされました。「Tilt Brush」と名付けられたそれは、空間に自由に絵をかけるという、子供の時に誰もが夢に見そうなことをVR上で実現するものでした。
つい先日、ギズモード・ジャパンもHTC日本支社にて体験し、光を自由に描いてその中を歩き回れる感覚にウットリしてしまったのですが、その魅力をより分かりやすく伝えるため、先日グーグルがPR用の映像を公開しました。
このアプリは、言わば写真のライトペインティングの世界に自分が入り込んだような感覚になれるもので、コントローラでブラシを選択し、3次元空間に自由に絵を描くことができます。
使えるブラシは様々で、光の軌跡はもちろん、インクや煙、火、星のようなキラキラしたブラシなど多彩な効果が使用可能です。ツール群は全て片手のコントローラーにパレットのようにまとめられており、インターフェイスは直感的な上に未来的で、ツールを操作するだけでもワクワクしてきます。
作った作品は、もちろん他のユーザーとシェアが可能で、VRとして公開するか、またはアニメGIFにすることもできますよ。
去年、ディズニーの名アニメーターであるグレン・キーンもTilt Brushを体験し、3D空間で「リトル・マーメイド」のアリエルを描いてみせました。他にも多くのアーティストが既にこのアプリを体験しており、近い将来はVR空間で作ったデジタル彫刻なんてものが展示されるかも知れません。
ビデオをご覧になれば分かる通り、空間に服のデザインを描いたり、火山を描いたり、可能性は無限大です。Viveを購入した方、是非プレイしてみてください!
source: Tilt Brush via YouTube
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