これは正直、乗りたくないぞ。
毎年アメリカのユタ州で開催される、塩湖の上のスピードレース「ボンネビル・スピードウェイ」。そこにはスピードだけを追求した過激なセッティングのマシンが集うわけですが、その中でもVenturiが開発をすすめる電気自動車のプロジェクト「VBB-3」が注目を集めています。
2009年にも電気自動車「Buckeye Bullet 2.5」で時速495kmを達成しているVenturiですが、今回狙う記録はさらに過激な時速708km。タイヤで走るのにリニアモーターカーよりも速いなんて、正直どんな走りをするのか想像もつきませんね。

車体の内部はまさにバッテリーの塊。このバッテリーとモーターとの組み合わせで、VBB-3は3,000馬力で大地を駆けます。トルクの塊のモーターは馬力が出やすいとはいえ、ここまで大馬力とは…。しかし速度が上がるにつれ空気抵抗が増す地上では、その必要馬力も加速度的に向上していきます。だからこそ時速700kmを達成するのに3,000馬力が必要なのでしょう。
VBB-3は現在クラウドファンディングサイトのKickstarterにてプロジェクト応援の資金募集を行なっています。募集の目標金額は5万ユーロ(約590万円)で、1,500ユーロ以上(約18万円)以上の出資では車体にスポンサーロゴを掲載することも可能です。
VBB-3のレースへの出場は9月16日を予定しています。世界最速(になるかもしれない)電気自動車の車体に自分の名前を残したい方、いまがチャンスですよ!
source: gizmag
(塚本直樹)