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ウェブサービスを利用するにあたって、個人でできる最大のセキュリティ対策は何か。それは、簡単すぎるパスワードは避け、複数サービス間で使い回さないことです。とはいえ、人気のパスワードはこんなのばっかりですから、普通の人には難しい話。でも例えば、FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏のようなネットテクノロジーに精通している人物ならばそんなことはな…、ザッカーバーグ氏のSNSアカウントハッキングされてました。
ケイティ・ペリーのTwitterアカウントがハックされたのを皮切りに、多くの著名人(カイリー・ジェンナーやキース・リチャーズなど)のSNSアカウントがハッキング被害にあっていますが、マーク・ザッカーバーグ氏もその1人であることが明らかになりました。ザッカーバーグ氏が被害にあったのは、TwitterとPinterestのアカウント。ハッキングしたと思われるOurMineいわく、ザッカーバーグ氏のアカウントハックは非常に簡単だったとか。だってね、パスワードが使い回されていたんですもん。
5月にLinkedInがハッキングされ、メールアドレスとパスワードが漏れる事件がありましたが、ザッカーバーグ氏はLinkedInで使っていたパスワードを、Twitterでも利用していたようです。しかも、本当は嘘か定かではありませんが、そのパスワードは「dadada」という非常に簡単なものだったとか。簡単なパスワードを使い回す、ダメパスワードのお手本です。
Ouch. Mark Zuckerberg's social media accounts have been hacked pic.twitter.com/KvVmXOIg5s
— Ben Hall (@Ben_Hall) June 5, 2016
ザッカーバーグ氏が最後にツイートしたのは2012年ということもあり、TwitterとPinterestのハッキングはそこまで痛手ではないかもしれません。が、ハッカーOurMineは、氏のFacebookアカウントもハックし、Instagramアカウントにも手を出したと発言。Facebook側はこれを否定していますが、さて本当のところはどうなのか。ザッカーバーグ氏のハックアカウントはすでに回復しており、ハッカーOurMine TeamのTwitterアカウントは運営側よりバンされています。
ハッキングするやつが悪いし、運営側も最大のセキュリティを心がけるべきですが、何よりも一個人ができる最大の防御はパスワードの設定。まさか、SNSの巨人も普通の人だったとはね。
source: The Verge, New York Daily News, VB
Angela Chen - Gizmodo US[原文]
(そうこ)