今回のWWDCでは、Siriのアップデートついての大きな発表がふたつありました。
まずひとつ目はSiriがMac上でも使えるようになったこと。Dockに追加したSiriのアイコンをクリックすれば、即起動。これ、すごく便利です。
たとえばファイル名をハッキリ覚えていない書類を探しているとき「一昨日の会議の時に作った書類はどこ?」「山田さんから送信されたExcelファイルを探しているんだけど」とSiriに言えば、すぐに見つけてくれます。
もちろんブラウザでの検索だって思いのまま。検索機能が格段に向上して複数言語にも対応するので、パーソナルアシスタントとして本当に頼りになりそう。これなら、Siriが探してくれた内容をコピペして、サクサク資料を作ることだってできます。
ふたつ目はSiriのサードパーティーへの開放です。他の企業が開発したアプリやサービスと連携できるので、Siriを通してレストランの予約やECでの買い物、銀行残高の確認もできます。でも、その分セキュリティをしっかりさせる必要がありそうですね。
SiriのアップデートはCarPlayにも影響があります。今年の後半にiOS 10がリリースされることで、CarPlay上でもバージョンアップしたSiriと地図アプリを利用できるからです。
これまでは何かとネタ扱いされがちだったSiri。今回のアップデートで本格的に仕事を効率化させたり、日常の雑務をスムーズに進めるためのツールになっていくでしょう。
おもちゃ扱いされたのちに買収したVocalIQとの組み合わせで今後にも大いに期待できそうです。
source: Verge
Sophie Kleeman - Gizmodo US[原文]
(高橋ミレイ)