やっぱりか。
GoogleがOculus Rift対抗馬として開発していたVRヘッドセットチームを解散、プロジェクトを終了させたとRecodeが報じています。しかし、5月にスマホを使ったVRプラットフォームDaydreamを発表したことで、VRヘッドセットの舵を取り直したのでしょうか。新たな方向の先にあるのは…以前から噂されているスタンドアローン型のVRヘッドセットのようです。
内情に詳しい人間の話として報じられた内容によれば、50人ほどがX Lab(Googleの親会社であるAlphabet社傘下)にてチームを組み、独自OS&スタンドアローン型のVRヘッドセット開発に努めているといいます。しかも、米EngadgetがRecodeの報道を受け取材したところによると、Googleはここ数ヶ月かなりアクティブにこのプロジェクトに人を割いているのだとか。匿名チームメンバーの話では、DaydreamはGoogleの長期VR戦略ではないといいます。戦略の一端は大きく担うものの、将来的にハイエンドVR端末を発表するための布石だという考え方が強いのだとか。
ちょっと整理します。終了が報じられたプロジェクトは、Oculus RIftを真正面から意識した「ど」ライバル端末。Daydreamは、端末デザイン含めオープンソースのプラットフォームで、スマートフォンを装着して使うタイプ。そして、これからGoogleがハイエンドVRとして全力で取り組みたいのは、パソコンやスマートフォンなど外部端末に頼らない、それ1つで完結するスタンドアローンVRヘッドセットです。
VRがメインストリームにくるような、そんな端末を期待します。いや、ハイエンド端末なら価格もかなりでしょうな…。では、せめてメインストリームへの布石になることを期待します。
image: Engadget
(そうこ)