もう何を言っても驚かなくなったけど、さすがに言い過ぎたかも。
次期アメリカ大統領の共和党候補であるドナルド・トランプは27日、「ロシアに(自身のライバルである)ヒラリー・クリントンのメールをハッキングして欲しい」という旨の発言をしました。
「ロシアよ、聞こえるか。どうか失われた30,000通のメールを探しだしてくれ」というのが実際の発言。これは、民主党の候補者選びの最中、ヒラリーのライバルであったサンダース議員を撤退に追い込もうとした幹部のメールが、WikiLeaksに流出したことに関連しており、ハッキング元はロシアである可能性が高いといわれています。
ちなみに、トランプ自身はハッキングへの関与を否定。
発言の際に笑みも浮かべているため、ジョーク混じりだったことはたしかかもしれません。しかしいくら勝ちたいからといって、自国のセキュリティを脅かすことを奨励するとは、結構な失言です。
そこでやめときゃよかったのに、Twitterにまで投稿しちゃうし。
If Russia or any other country or person has Hillary Clinton's 33,000 illegally deleted emails, perhaps they should share them with the FBI!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2016年7月27日
トランプのこの発言を受けて、ヒラリー陣営は早速、今回の発言は「アメリカの国防を脅かす、非常に重大な過失である」と発表しています。
Hillary Clinton campaign responds to Trump hacking comments. pic.twitter.com/JTfXTrIGai
— Anthony De Rosa (@Anthony) 2016年7月27日
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source: The New York Times
Sophie Kleeman - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)