おなじみの白いやつらも。
エピソード3と4の間に何があったのか?が描かれる、スター・ウォーズの最新作「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の新たな写真と新情報が公開されました。
気になる写真には、本作で初登場となる全身黒づくめのデス・トルーパーが浜より上陸する姿、そして、ひざ下まで水に浸かりながら歩む、懐かしのストームトルーパーの姿が! さらには、ダース・ベイダーの登場も公式に発表されています。
ライフルを構えて浜へと駆け上がるデス・トルーパー(トップ画像)は、どことなくダース・ベイダーにも似た禍々しさとベルトバックルを備えています。
このデス・トルーパーたちは、ベイダーを出し抜こうと企むオーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)に率いられています。この漆黒のトルーパーたちは、いったいどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?

そして旧三部作でおなじみのストームトルーパーがじゃぶじゃぶと浅瀬を進む姿。水色の水に白いアーマーが相まって清涼感すら感じます。上の殺る気満々デス・トルーパーの写真と比べると、遠足気分みたいな雰囲気で相変わらず弱そうですけどね!
なお、The Star Wars Showではデス・トルーパーともストームトルーパーとも違う、ショア・トルーパーの絵も公開されていますが、詳細はいまだに不明。
一方で、これまでに何度も噂があったダース・ベイダーの登場が、ついに日本でも公式に発表されました。「ローグ・ワン」の監督を務めるギャレス・エドワーズは、本作の撮影に際してベイダーと初対面したときのことをこう語っていたそうです。
情報セキュリティの関係上、本当はいけないことなんだけど自分を抑えられなくて……ケータイのカメラで写真を撮りまくってしまったよ
子供のころから「スター・ウォーズ」の大ファンだったというエドワーズ監督ですが、近所のおもちゃ屋さんにダース・ベイダーがゲストとして現れた際には興奮して街中に自慢して回ったんだとか。それでも「本物に会ったの?」と尋ねられると……
いや、俳優さんだよ。だって本物のダース・ベイダーは宇宙にいるから!
と大人もびっくりの返答をしたとのこと。
さらに、本作のヒロインであるジン・アーソについても興味深いコメントも公開されました。ルーカスフィルムの社長であり、本作のプロデューサーのキャスリーン・ケネディは、アーソをフランスの歴史的英雄「ジャンヌ・ダルク」になぞらえ、こう語っています。
ジンは波瀾万丈の過去を抱えているの。反乱軍に身柄を拘束された彼女は、そのスキルを彼らの戦いに役立てることで、罪を帳消しにするチャンスを与えられる。この物語におけるジャンヌ・ダルク的存在ね
反乱軍に身柄を捕らえられ、贖罪のために戦うという設定は予告編から推測できなくもない展開ですが、これを神の啓示を受け従軍、後に異端の罪で火あぶりとなったジャンヌ・ダルクに例えるのは興味深いところです。
アナキン・スカイウォーカーの成長から堕落、そしてダース・ベイダーの誕生を描いた新三部作(エピソード1~3)。それに続く、ルーク・スカイウォーカーのフォースへの目覚めとダース・ベイダーとの対峙を描いた旧三部作(エピソード4~6)の間のつなぐ架け橋となりそうな「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」。
これまで「シリーズものだからとっつきにくい」と「フォースの覚醒」を敬遠していた人も、まったく新たな主人公たちによって描かれる本作をきっかけに、「スター・ウォーズ」シリーズにどっぷりつかるのもいいかもしれません。
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」は2016年12月16日(金)全国ロードショー。
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