偽物が出るのは人気の印。でも、気をつけなくちゃ。
今か今かと心待ちにしているPokemon GOの日本リリース。これを書いている間にも出るんじゃないかと、毎日ドキドキハラハラしています。日本リリース後回しで気をもんでいますが、だからこそ先人から学ぶことだってあります。Pokemon GOの偽物がすでに確認されています、気をつけましょう。
セキュリティ会社のESETが、偽Pokemon GOアプリに注意を呼びかけています。偽アプリは、Pokemon GOの使い方ガイドや裏技を探すユーザーをターゲットに、アプリ名をPokemon GOに寄せています。ESETがGoogle Playストアで見つけたのは3つの偽アプリ。
1つ目は「Pokemon GO Ultimate」。3つの中では最も注意が必要なもの。見た目は本物のアプリにかなり寄せているものの、アプリを起動すると、ゲームスタート画面で端末の画面がロックされてしまいます。どうにもこうにもなりません。再起動もダメ。ひっかかってしまったユーザーは、バッテリーを1度外す、またはAndroid Device Managerを使って復活できたということですが、ポルノ広告をクリックするなど裏でまだ悪さを続けます。完全に撃退するには、アプリケーションマネージャーに表示されるIPNetworkを手動でアンインストールする必要があります。
ESETのマルウェア研究員Lukáš Štefanko氏は、「Pokemon GO Ultimateは、Google Playストアで初めて確認された、スクリーンロック機能を使い成功した偽アプリです」とコメント。このコメント時で、ストアから削除前に少なくても500回から1,000回ほど利用されたといいます。

残り2つは似たタイプ。ゲームプレイに不必要かつ有料のサービスをクリックするよう誘導し、課金させようとするもの。「Guide & Cheats for Pokemon GO」と「Install Pokemongo」です。ポケボールやラッキーエッグがもらえると謳い、インチキサービスに登録させます。この2つも、すでにストアから削除されていますが、前者は100から500インストール、後者は1万から5万インストールほどされてしまったとのこと。
偽アプリは、遅かれ早かれストアから削除されます。しかし、重要なのは人気ゲームをプレイする上で、公式以外、サードパーティには悪意のある偽物があるかも知れないと警戒することです。やたらめったら、アイテムあげるやら裏技やらを歌うアプリは疑ってかかりましょう。ダウンロードするときは、開発元やレビューコメントをチェックするのもいいでしょう。
楽しくポケモンを捕まえにいくために、必要な心構えの1つです。
image by Randy Miramontez / Shutterstock.com
source: Ars Technica via ESET
Carli Velocci - Gizmodo US[原文]
(そうこ)