大気汚染をリサイクルしたインク「Air Ink」の開発を成功させたのは、インドのGraviky Labs。
インクの詰まったペン1本には、自動車から放出された30〜50分相当の排気ガスが使われているそうです。
シンガポールのビールブランド、タイガービールをスポンサーとして獲得した彼ら。大気汚染が深刻な香港でインクを使用して手掛けたというのがこちらのアート作品です。

Image by Air Ink/Tiger Beer
数年前、MITメディアラボの「Fluid Interfaces」プロジェクトの会話のなかでアイデアを思いついたという創設者は、数年かけて自動車の排気ガスから炭素を抜き出すのに必要な化学工程の研究を進めたといいます。2016年のINK Conferenceではビジョンを語り、安全性の保証もとれたという現在は、商品のスケールアップに向けて動き出していくようです。
「Air Ink」のコンセプトや背景、ペンが実際に使われている映像は、こちらの動画でご覧いただけます。
Top image by Air Ink / Graviky Labs
source: Lost at E Minor
Jennifer Ouellette - Gizmodo US [原文]
(Rina Fukazu)