ギレルモ・デル・トロ監督がLAの展覧会で怪物たちへの愛を語る

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ギレルモ・デル・トロ監督がLAの展覧会で怪物たちへの愛を語る

お母さんは白魔術使いですって。

博物館レベルのコレクションを持つ、超絶なオタクでもあるギレルモ・デル・トロ監督。彼の隠れ家「ブリーク・ハウス」がすっごい事になっているのは以前にお伝えしましたよね。

今その所蔵品から約500点ものアイテムや映画資料などが、ロサンゼルス・カウンティ美術館で開催中の「ギレルモ・デル・トロ:アット・ホーム・ウィズ・モンスターズ」展で閲覧できるようになっています。

会場でインタヴューを受けた監督が、怪物たちへの愛を語る様子をご覧ください。

こちらはNerdistからの動画でした。どうやらモンスターを創り出すことに使命を感じており、それこそが映画作りの根源のようです。

私にとってモンスターたちは宗教的であり、その重点は完全に精神的なものなんです。モンスターたちは宗教的な造形となり、聖人でありアイコンという位置に達しています。そうしたモンスターたちをたくさん創り出すことが祈りなのです。なので、私の仕事は使者ということになります。

続いてブリーク・ハウスの中で超自然的なものはあるか? という質問に対して、監督はちょっと驚きの発言をされました。

実際ありますよ。祖父の壁掛け時計がそうです。ある時、家の中で1カ月に渡り足音が……。そこで母がやって来て、白魔術で家の浄化をしてくれたのですが、「この時計が呪われていたのよ」と言っていたんです。

サラっと凄い事おっしゃいましたよね。お母さん頼もしい!

ギレルモ・デル・トロ モンスター

おじいさんの時計 ノスフェラトゥ

美術館員にはブリーク・ハウスから何でも持って行って良いと許可を出したとのことで、家から400点以上のコレクションが持ち出され、(あちこちに空間が生まれたことで)とても変な感じに思っているそうです。

加えてテーマ毎に整理されているものの、この展示は迷路のようになっており常に新しい発見があるとのこと。まるで監督の頭の中を探検しているかのような展覧会なんですって。行ってみたいですねぇ。

source: YouTube, LACMA

岡本玄介