とはいえワイヤレス機能を搭載するデジカメが増えた現在、ワイヤレスSDカード市場が縮小していくのはやむなし。2016年6月にはEyefiのクラウドサービス「Eyefi Cloud」を米リコーイノベーションズコーポレーションが取得したこともあり、事業整理はじまったのかな、Eyefiの時代は終わったのかなと感じていました。FlashAirが市場を支えていくのかな-、とも。
そしたらですよ。東芝から「次世代「FlashAir」へのEyefi Connected機能の搭載について」というリリースが出されたじゃありませんか。
撮影した画像の自動転送機能に関してはEyefiの勝ち。プロのカメラマンの中には、Eyefiを使って撮影画像をiPadに転送し、クライアントチェックを行っている方がいるほどです。選択した画像のみを転送するというならFlashAirの勝ち。ゆえに今までは各ユーザーの使い方、好みによってFlashAirにするかEyefiにするか分かれ、迷いどころでもありました。次世代FlashAirは両者の利点を生かしたモデルになるということなのでしょう。
またEye-Fiから、2016年7月にサポート終了がアナウンスされたEye-Fi X2シリーズを救済するユーティリティアプリがリリースされます。現在はOS X 10.10用のみですが、後日Windows用も提供されるとのこと。ダイレクトモード、インフラストラクチャモード、共に対応です。
Eye-Fi X2シリーズがスタートしたのは2010年。当時のWi-Fi搭載デジカメにはCEREVO CAM live!がありました。そっかー、この6年でデジカメの仕様は大きく変わったんだなーと感慨深し。
(武者良太)