技術的には和と洋の融合でした。
鍛冶屋チームが今回手がけたのは、マンガ/アニメ「ドラゴンボールZ」で未来から訪れたトランクスがフリーザを一刀両断し、劇場版アニメで勇者タピオンから譲り受ける様子が描かれた勇者の剣。
斬れ味がメチャメチャ鋭いこの剣は、トランクスの剣技と相まって「DBZ」ファンたちが憧れる一振りのようです。一見するとシンプルな洋風の長剣ですが、実際に作るとけっこう複雑だったことがわかりました。こちらはAWE meからの動画でした。
チーム内で1年以上も作るかどうかが検討され、やっと着手に至った一品だそうです。定規と並べた刀身はおよそ35インチなので、ほぼ89センチの長さの模様。
まず機械で大まかな形に仕上げたら、手作業によりハンマーで少し幅を広げ、諸刃と切っ先を削っていきます。熱処理後の冷却ではこのような湯気も。

連なる筋状の湯気
見た目は西洋の剣のようですが、日本刀の技術も多く盛り込み、刀身が抜けないようにストッパーの役目をするハバキをつけ、別途作っていた鍔(つば)も合体させます。
実は和洋折衷の剣だったことが判明
最後は木片を削った柄(つか)に柄巻(つかまき)をグルグル巻いて、これまた別途削っていた柄頭(つかがしら)を合体させれば完成です。

ちょっと野球のバットみたい
魔人ブウも真っ二つにするほど斬れ味バツグンな剣に仕上がっています。もし現実世界でトランクスほどの猛者がこの剣を持っていたら、本当に人のカラダをいともカンタンに切り裂けそうです……。source: YouTube
(岡本玄介)