タッチはポール・セザンヌかジョルジュ・ブラックか?
世界中で大人気のニューラル・ネットワークとAI(人工知能)を組み合わせたアプリ「Prisma」。写真を鉛筆スケッチや印象派の絵画のように加工するアーティスティックなツールです。
過去に一枚一枚加工した写真をつなげた動画がありましたが、今回はPrismaを豪快に使用したミュージックビデオが現れました。
THE MARY SUEが取り上げたDrive like Mariaの動画でした。
こちらは2005年に結成されたベルギー/オランダのドライヴ・ライク・マリアの曲「DEEP BLUE」のMVです。ドライヴ・ライク・マリアはオランダの映像プロダクションSixteenbynineと手を組み、一度普通にMVを撮った後に全フレームをPrismaで一枚ずつフォルターにかけいき、完成させたとのこと。
全1,828フレームを終わらせるためにバンドメンバーの3人が600フレーム(+誰かが端数28)ずつを担当しています。1フレームにつき加工に30秒かかるので、フィルターをかける作業だけで5時間を費やしたそうです。
彼らはPrismaが大好きとのことですが、MVを作るまでとは……。なんとも気の遠くなるような作業です。
image: YouTube
source: YouTube via DRIVE LIKE MARIA, Sixteenbynine via Laughing Squid, THE MARY SUE, Prisma
(岡本玄介)