仮想現実も楽じゃない。VR覇者への道

    仮想現実も楽じゃない。VR覇者への道

    「おっしゃー!! VR買ったぞー! 現実とおさらばだもんねー!!

    という夢をVRにお持ちのみなさま、ちょっと待ってください。昨今、話題になりっぱなしのVR。話を聞いたり、一度でも体験してみると欲しくなりますよね。ただ、実際に家に持ち帰ってしこたまプレイする姿を現実的にちゃんと想像したことありますか?

    おそらく多くの方が、家にこもりっきりぱなしで現実には戻らんぞっ気軽に考えているかもしれません。でも現実は違いました。先日、ギズモード・ジャパン編集部にOculus Riftが届いたんです。VR大好きな私はやっぱりいろいろ楽しみたいわけで、ずーっとプレイしていました。そしたらね…まあいろいろと心構え、準備が必要だということが判明したんです。

    そこで今回は読者の皆様に「準備前」「準備中」「プレイ後」で発覚したことをお届けします。全てはVRの明るい未来のために

    準備前に発覚したこと

    Oculus Riftのパッケージはスマートだった

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    今まで体験してきたHTC VivePS VRはヘッドセットとPS/PS4を接続するのにプロセッサーユニットが必要になります。しかしOculus RiftはヘッドセットからそのままPCに接続できるんです。またデザインもすっきりとしたスマート仕様。

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    ヘッドホンはヘッドセットの側面にくっついているので必要ありません。これもまたスマート。しかも音質が想像以上にいいんです。

    提案:身の回りのものをスマートに済ませたい方にはOculus Riftが一番いいかもしれません。VR内で手の動きをトラッキングしてくれる専用コントローラーが同梱されてないのが残念ですが、別売りで販売される予定です。

    ハイスペックパソコンは当たり前のように必要

    はい、これは言うまでもなくVRの常識ですよね。しかしOculus Riftが届いて「いざプレイ!」ってなった時に、編集部を見渡すと対応するPCは一つもなかったんです…。そこで今回、ギズモード・ジャパンはある超スペックPCをDellさんから特別にお借りしました。

    茂みを覗くと…

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    エイリアンだ!

    そうです。ゲーミングPCでおなじみのAlienwareのVR対応デスクトップPC「Area-51」をお借りしました。

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    宇宙からやってきた謎の物体のようなかっこいいフォルムは、インテリアとしてもお洒落なデザインです。

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    実際にセッティングしてみるとこんな感じ。でかいです。しかしこの物体の中には、VR体験をするのに最適化されたスペックが詰め込まれています。

    提案:PCの自作なんかできない、オールインワンが欲しい、という方は、VR対応デスクトップPCをそのまま購入するのがいいでしょう。お値段は張りますが、お手軽にVR体験ができます。もし自分で作ったPCでうまいこと動かない…なんてことになったら絶望しかありません。

    準備中に発覚したこと

    ゲームの容量が馬鹿でかい

    ここは盲点でしたね。だってダウンロードしたゲームの容量が40GB近くもあったんです…。いままでやってきたゲームとはものが違うんです。

    提案大容量HDDを用意しましょう。今回使用したArea-51には、2TBのHDDが内蔵されていました。これなら安心してゲームをダウンロードできます。ゲームのダウンロード専用のHDDを買ってもいいかもしれません。

    インターネット回線が遅いと、ゲームのダウンロードに時間がかかって生殺しにされる

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    さきほど紹介した通り、ゲームの容量が馬鹿でかいんです。となるとダウンロードも大変。何時間かかるんだよって感じですよね。

    提案:高速の回線をひいて、夜寝ているうちにダウンロードするしかないです。「なにパソコンつけっぱなしにしてるの!」って勝手に電源を抜かれないように、お母さんのご機嫌をとるのも忘れないほうがいいです。

    Oculus Riftはメガネをかけたままだと装着できない

    Oculus Riftはメガネをかけていると、幅的に引っかかってしまって装着することができないんですよね…。何人のギズ編集部員が体験しようとして夢破れていったか…。

    提案:Oculus Riftの購入を検討している方は「メガネをしたままではプレイできない」というのを頭に入れておくか、メガネをかけながらでもプレイできるHTC VivePS VRを選択肢に入れてもいいかもしれません。

    プレイしてみて発覚したこと

    本当に予想以上にVR酔いする

    いままで、体験会でちょろっとVRをプレイした時は、VRで酔うなんていうことはほぼなかったんですよね。だから「俺にはVR酔いの耐性があるんじゃね?」なんていう甘い考えを持っていました。

    でも、長時間プレイしてるとだんだんと変化に気づいてくるんです。「あれ、ヘッドセットを外したのにまだ没入してるぞ!」ってVR酔いを実感することになります。

    「EVE: Valkyrie」のプレイ映像

    また、VR酔いの中でも納得できるもの、理不尽なものがあるんですよね。例えばOculusに最初から同梱されている「EVE: Valkyrie」は、戦闘機で宇宙を飛び回って敵を倒していくゲームです。このゲーム性を考えると、そりゃアクロバティックな飛び方をするでしょうから酔いますよね。これは納得できます。

    「Technolust」のトレイラー

    理不尽に酔うと感じたのはサイバーパンクゲーム「Technolust」。ディストピア的世界でレジスタンスのハッカーとして活動するという、1人称視点のSFアドベンチャーなのですが…。視点の動きでめっちゃ酔う!

    どういうことかというと、プレイヤーキャラの動きが制限されているため、ゲーム内で周りをに見渡しながらスムーズに移動することができないんです。「なんでそんな仕様にしたの!」って叫びたくなりましたが、これこそディストピアなのかもしれません。

    提案:これはですね、慣れるしかないです。VR対応型人間になるためには、訓練が必要です。こうして人間は進化していくのです。

    予想以上に体が動いてしまう

    没入感があると体は動いてしまうもの。レースゲームで体が横に動いてしまうように、VRをプレイしていても動きます。椅子に座ってたら落ちてしまうなんてこともあるかもしれません。どれだけ楽しい思いをしていても、怪我をしてしまったら楽しさ半減です…。

    提案ソファーの上でプレイできる環境があれば一番いいかもしれません。ソファーなら椅子の横から落ちるようなこともないし、横に異性が座っていた場合に偶然よりかかっちゃうなんてことも。

    大声がでてしまう

    VRといえば没入感。当たり前のことですが、我を忘れてしまいます。いつのまにか興奮しすぎて声が大きくなっている可能性があるんですよね。会社でヘッドセットを外した時に、何度白い目で見られたことか…。皆さんも家族、隣人から「おかしな奴」と思われないように気をつけましょう。

    提案:防音の部屋に住んでいるという方以外は、常に誰かが聞いているという気持ちでプレイしましょう。でも「せっかく没入してるんだからそんなの気にしたくない!」っていう方は、防音マスクをつけてみるのはどうでしょうか。見た目的にもSF感が増すと思います。

    プレイしてると熱くなって、顔が汗だくになる

    VRをプレイしていると、興奮して体が熱くなってくるのはもちろん、顔の装着部分が汗ばんでしまうんです。自分一人ならまだいいですが、友達が家に来て順番にプレイする場合は…さすがに友達の汗に没入したくはありません。

    提案:部屋をガンガン冷やしましょう。VRを動かしたことで熱くなったPCも冷えるから一石二鳥です。あとはヘッドセットについた汗を拭く用にウェットティッシュも。

    誰かいると思ってしゃべりながらプレイしてたら、外してみると自分1人だった

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    ミスター・ロンリー

    友達と家でゲームする時って、一緒にしゃべりながらプレイしますよね。でもVRは今のところ、1人用。しゃべろうにもプレイヤーはヘッドホンをしてるから周りの音は聞こえにくいし、ゲームに熱中してたらもはや聞こえません。とは言ってもプレイ中の興奮を伝えたいがために、プレイヤーはしゃべり続けます

    ただヘッドセットを外した時に…友達がトイレにいってたり、その場からいなくなってたりすることがあるんです。プレイしてない側からすると、プレイヤーの姿を見てるだけって暇ですから。そうするとですね…「ずっと一人で話してたのか…」とこっぱずかしい気持ちになります。

    提案:ヘッドセットを外した時には、周りを確認し、誰もいなかった場合はあたかも「誰もいないのはわかってましたよ」っていう振る舞いをしましょう。友達に「さっき一人でしゃべってたよ」って言われた際も「いやいや、自分に言い聞かせてただけだから」っと切り返せます。


    以上の準備が万全にできてこそ、真のVR覇者になれます。

    こうして長時間VRに没入してみると、今までの人生にはなかったたくさんの初体験ができました。今年はVR元年なので、お済みでない方はぜひどこかでVRに触れてみてください。

    とはいえ、今回プレイしてた期間は数日程度。今後、VRが普及したら、いろんなハプニングが起きるかもしれません。しかし、それも含めてVRを楽しめれば、仮想現実はあなたのものです。

    source: Oculus, Alienware, YouTube 1, 2

    (K.Yoshioka)

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