性器鳴動。
古来より、股間に多大な衝撃を加えるとチーンと高い音が鳴るというのが、ギャグ表現として認知されています。
無論それはフィクションの擬音であり、現実に股間部から音が鳴ることはありません。……そう、鳴るはずがなかったんです。「ElectricSexyDrumPants_Instrument」を見るまでは。
こちらはSynthtopiaが取り上げたkaoringMachine公式音楽チャンネルの動画。まともに解説したら負けな気もしますが、これもテクノロジーの産物と割り切って。
仕組み自体はシンプルで、ジーンズの股間部分に導電布と呼ばれる電気を通す布を貼り付けて静電容量センサーとして使い、Wi-FIでAbletonを鳴らしています。Ableton側で音源を変えれば、好きな音を鳴らせるという次第です。シンプルじゃないのは制作者の脳内かもしれません。
開発したのは横浜在住の作曲家/メディアアーティスト、かおりんぐマシンさん。氏のサイトには多くの制作実績やサウンドリミックスが公開されており、いつも股間を触っているわけではないのがわかります。
テクノロジーは股間も楽器に変える。おち○ちんドラムを軽やかに叩きまくる5人組男性グループが生まれるのも、時間の問題でしょう。(訂正:8/23 10:40)
本文中、「ジーンズの股間部分にMIDIパッドを取り付け」と記述していましたが、正しくはMIDIパッドではなく「導電布」です。訂正してお詫び申し上げます。
image: YouTube
source: YouTube via Synthtopia, かおりんぐマシン
(ヤマダユウス型)