大抵の渋滞は、1人のミスから生まれる連鎖反応が原因なんだとか。
交差点で前の車が発進し出して、ようやく進めると思った矢先、信号が黄色、そして赤へ切り替わったときのむなしさは、もはやイライラではない何とも言えない感情になりますよね。
果たしてその原因は今日の運勢なのか、前の車の運転のせいなのか…。
どちらかというと、前の車が原因で、こういった些細なことから渋滞が発生します。そう説明したのは、登録者数200万人を抱えるYouTubeチャンネルCPG Greyが公開したこちらの動画。確かに納得できる内容ですが、運転に自信のない人からすると心にグサッとくるかもしれません。
動画では、人間は反応が遅く、移り気なことから「モンキードライバー」である、と表現されています。
たとえば信号を待っているあいだにカーナビを動かしたり(動画では、鶏に目を奪われたり)していると、信号が青に変わって前の車が動き出してもスムーズに発進できない状況が起きるのです。
基本的に、交差点は自然渋滞を避けられないつくりになっていて、交差点のあるところに渋滞は起きるといっても過言ではないようです。
ただ、渋滞は交差点以外でも発生します。
たとえば前の車が何らかの理由で減速したとき(動画では、鶏が道路を渡るとき)、後続車がそれにハッと気付いて強くブレーキを踏んだとします。すると鶏が通り過ぎ去った後になっても、しばらくブレーキを踏む運転手が続くという連鎖反応が起き得るのです。
こうした自然渋滞の状況について動画を制作したCPG Greyは「道路上を滑るように進むへびが車を食べて排泄するかのよう」だと例えています(…ん? この点は理解できなくはないけれど「ああ、たしかに!」とならないのが正直なところ)。
そんな交通渋滞問題に対する解決策のひとつは、前方と後方の車間距離を一定に保ち続けること。こればかりは心得ることはできても、ケースバイケースなので難しいですよね…。やはりこういった問題も、ワイヤレスなコミュニケーションで信号だって不要にする自動運転車が、一瞬で解決するんでしょうか。
image: CGP Grey/YouTube
source: CGP Grey - YouTube, Twisted Sifter
Jennifer Ouellette - Gizmodo US [原文]
(Rina Fukazu)