音楽があれば、日々の生活が豊かになる。Spotifyがあればもっと豊かになる。
ついに日本に上陸した世界最大の音楽サブスクリプション「Spotify」。4000万曲以上の楽曲が用意されたSpotifyを目の前にして、「さて、さっそく音楽聞きまくりじゃい!」といきたいところですが、現在は招待制で誰でも利用できるわけじゃないんです。招待コードが欲しい方はSpotifyの公式サイトから、リクエストを受付中です。
ただ、アプリのダウンロード自体はもうできます。iOSとAndroid、PC用のアプリも提供されています。またプレイステーション3/4上でも聞けますよ。
ギズモード・ジャパン編集部は幸運にも招待コードを手にしたので、さっそく使ってみました。
日本初の「フリーミアム」音楽サービス
まず、気になるのはここですよね。Spotifyには無料で使えるSpotify Freeと月額980円で使えるSpotify Premiumが用意されています。
Spotify Freeでは、スマホでの広告入りのシャッフル再生、1時間に6回まで曲をスキップできます。そしてパソコンやタブレットからはなんと30日ごと15時間、広告入りのオンデマンド再生ができます。
いままでの日本の音楽サブスクサービスだと「最初の数カ月は無料で、そのあとは有料」というものがほとんどだったので、日本初の「フリーミアム」音楽サービスの破壊力、すごいです。
月額980円のSpotify Premiumは、スマホやタブレットを含めたすべてのデバイスでオンデマンド再生ができます。もちろん広告はなし。また、320kbpsの高品質ストリーミングに対応し、オフライン再生もできるので、曲を高品質のままデバイスに保存することができます。
また「Connect」機能を使用すれば、スピーカーやテレビ、車の中から選んだものですぐさま音楽を再生できます。
一味違うプレイリストが人生のパートナーに

Spotifyの目玉といえば、やはりプレイリスト。Spotifyにある4000万曲以上の中から自分の求める音楽を見つけるには必須の機能です。「そんなの他の音楽サブスクサービスにもあるじゃんかよ!」って思うかもしれませんが、Spotifyは一味違うんです。
では何が違うのかというと、Spotifyはユーザーの趣味嗜好に合わせたプレイリストを自動で作ってくれるんです。
Discover Weekly

このプレイリストはユーザーの視聴歴を解析して作られるのですが、ローンチしたばかりの日本版Spotifyには、まだユーザーの視聴歴がないので作られていません。土日に音楽を聞きまくって、来週の月曜日に作られることを祈りたいところ。
筆者自身はアメリカ版Spotifyでこの機能を使っていたのですが、「Discover Weekly」は私にとっての一週間の始まりになっているんです。Discover Weeklyの解析能力は感動するほどの完成度で、自分の趣味趣向に90%以上のマッチ具合でさまざまな曲を集めてくれます。毎週このプレイリストを聞かないと、「いい曲との出会いを逃してしまう!!」という不安に駆られるほどです。
Release Radar

このプレイリストも各ユーザーの視聴履歴などを解析して作られるのですが、ローンチしたばかりの日本版Spotifyではまだ作られていませんでした。来週の金曜日には作られるのかな?
「ちょっと前まではよく聴いてたけど、最近は聞かないし、忘れ去っていたアーティスト」の新曲が追加されることがあるので、再びはまるきっかけになったりします。
Running

ユーザーが走るテンポをBPMに変換して、同じBPMの曲を再生してくれる「Running」。実際に使ってみました。会社の中ですけど。
自分の走るテンポと同じBPMの曲が再生されると、かなり足が前に進みやすいです。気分もウキウキで、会社の中だっていうのも忘れそうでした。
知ってる曲だけじゃもったいない

Spotifyを使っていると、音楽を聞くことが楽しくなるんです。陳腐な言葉ですが、本当に。
なぜなら、自分の好きな曲、好きになる曲に出会える確率が増えるからです。単純なことですが、音楽サブスクにとっては一番大切なことです。サービスに何万曲も用意されているのに、自分の知っている曲だけ聞くのは勿体無いです。だったらその何万曲の中から自分にピッタリの曲を見つけてもらうのが一番じゃないですか?
Spotifyのプレイリスト機能は、そんなお気に入りを見つける作業を一手に引き受けてくれる最高の相棒です。
生まれたばかりの日本版Spotifyの中には、「好きな曲が見つからない」と嘆くかもしれませんが、その後ろには好きになる曲が大量に眠っていることを忘れないでくださいね。
source: Spotify
(K.Yoshioka)