「チャンスと冒険がいっぱい、希望の土地へどうぞ」
タイトルが「Blade Runner 2049」に決定したばかりの来年公開予定の映画「ブレードランナー」の続編。そのVRコンテンツが映画公開に合わせ登場し、Oculusプラットフォーム独占配信になるというニュースも飛び込んできました。
「Blade Runner 2049」のプロダクションも務める映画製作会社Alcon Entertainmentはほかにも「トランセンデンス」などの映画の制作をしています。このAlconはこのたび新たに「Alcon Interactive」という新部門を設立。VRヘッドセットOculus Riftで知られるOculusと提携して「Blade Runner 2049 VR Experiences」なるものを出すとのこと。
このVRコンテンツはOculusプラットフォーム独占配信となり、配信時期は映画の公開と同じく2017年10月とされています。
AlconのBroderick Johnson氏とAndrew Kosove氏はプレスリリースの中でこう述べています。
最初の「ブレードランナー」はその世界観、建築、ヴィジュアルエフェクトで、SF映画の新たなスタンダードを作り出しました。我々の続編もまたそれに則り、エンターテイメントの世界の境界線を広げるものになることでしょう。我々はOculusの参加と、VRを用いてこの革新的な映画の総合的な経験を広げる機会を持てたことに興奮しています。
また、OculusのColum Slevin氏もプレスリリース中でこう述べています 。
「ブレードランナー」は映画、ヴィジョナリーアート、デザイン、ストーリーの境界線を常に押し広げてきました。人々に愛されるこのSFの続編をVR化することで、その境界線をさらに押し広げる機会が我々に与えられたのです。我々はこのアイコニックな作品をまったく新しく再創造された方法で観客に提供するのを楽しみにしています。
最近では映画のプロモーションにVRコンテンツが登場することもしばしば。でも「Blade Runner 2049」のVRコンテンツがプロモーション用だと考えるとOculus向けに独占配信するのは変な話ですよね。
どんなVR作品となるのかはプレスリリースからもいまいちわかりませんし、もしかしたらこれはプロモーション用ではなく、映画を補完するような体験なのかもしれません。個人的には映画館でVR体験がしてみたいところですが、たぶんそういうわけでもないのでしょう。
いったいどんな形のVRコンテンツになるのか気になりますが、これを体験するにはPS VRでもHTC ViveでもなくOculusを買わなくてはいけないのか…。「バイオハザード7」は1年間はPS VR独占のようだし、VRヘッドセット選びがどんどん難しくなっていきますね。
image by Slash Film
source: Slash Film
(abcxyz)