まるで博物館のお宝が眠った倉庫。
オタク度が常軌を逸して高い映画監督はギレルモ・デル・トロだけに限らず、映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作と『ホビット』三部作が代表的なピーター・ジャクソン監督もまた、途方もないコレクションを誇るオタクな人物のようです。今回は、そんな監督の隠れ家にお邪魔してみるとしましょう。
こちらはLaughing Squidより、Testedの動画でした。
実際に映画で使われた小道具やコスチュームなどが並ぶこの場所は、世界レベルのコレクション。デル・トロ監督はブリーク・ハウスに馴染ませるようにコレクションを置いていましたが、ジャクソン監督は棚やケースを使いキッチリ管理している印象です。
そこには『2001年宇宙の旅』で使われた本物のHAL 9000もあり、赤く光るパーツはなんとニコンの8mm魚眼レンズが使用されていたことが判明。裏側にも小さなレンズが装着されており、光が拡散しないよう工夫していたことも判りました。そして横には、HALを停止させるレバーも収蔵。

他にも『猿の惑星』で使われたサルのマスクや、メイクアップ・アーティストのジョン・チェンバースが使っていた道具箱、『サンダーバード』の模型、おそらくテレビCMで使われたであろうパンダのぬいぐるみなど、超メジャーなアイテムからマニアックななものまで博物館級の所蔵です。
監督いわく、「今の自分があるのは、これらの映画があるお陰だとして集めている」とのこと。そういう気持ちをいつまでも大事にできる人が、ずっとクリエイティブでい続けられるのでしょうね。いずれは他のコレクションも紹介して頂きたいものです。
映画ファンなら見ておきたい:
・映画ファンには夢の国のようなギレルモ・デル・トロの家を訪問
・映画「ホビット」の完成を祝した40インチ超えポスター
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image by YouTube
source: YouTube via Laughing Squid
(岡本玄介)