キーボード愛好者のなかでは、知らない人はいないというほど有名なキーボード「Happy Hacking Keyboard」(HHKB)。以前、キーボードに狂っていた僕は、初代からProまでいろいろ購入しました。
現在はノートPCのキーボードをキートップがハゲるほど使っている僕ですが、数年前まではHHKBを持ち歩いて外でも使うほどでした(確かキャリングケースも持っていたような……)。
一度使うと病みつきになって、自分の汎用性が下がるような気がして、使うのを辞めたんですよね。それほどHHKBはいいキーボードです。
そのHHKBが、今年の12月で発売20周年とのこと。おめでとうございます!
メーカーのPFUは、HHKB20周年を記念した特別サイト「HHKB HISTORY〜HHKB20年の歴史〜」を開設。開発から現在までの歴史を振り返ることができます。
理想のマイキーボードをPFUが実現

HHKBは、東大名誉教授の和田英一氏の「理想のキーボードを作りたい」という想いから始まっています。そして「Alephキーボード」を考案。これを元に、PFUが開発したのが、持ち運べるマイキーボード、HHKBです。

1996年12月に発売された初代HHKBは、PC/AT互換機およびSun対応。初期ロットはわずか500台。しかし、これが即完売。自分だけのキーボードが欲しいと思っている人は、予想以上に多かったようです。
なお、Macintoshに対応するのは1997年11月発売の次期モデルからとなります。
HHKBの20年を彩る歴代の機種たち
その後は、普及モデルとして「HHKB Lite」、カーソルキーを搭載した「HHKB Lite2」、Mac専用の「HHKB Lite2 for Mac」、打鍵感を追求した静電容量無接点方式のキースイッチを採用した「HHKB Professional」などと進化をしてきました。

そのなかには、筐体にアルミ削り出しフレームを採用した「Professional HG」、漆塗りキートップを採用した「Professional HG JAPAN」。キートップに何も刻印がされていない無刻印モデル、真っ黒な「漆黒」。基本的なサイズは変わらずとも、常に進化をしてきたキーボードなのです。
HHKB20周年のキャンペーン実施中

そんなHHKB20周年を記念して、PFUはキャンペーンを実施中。ひとつが「秋のこだわりキーボード投稿キャンペーン」です。Twitterやブログにキーボードへのこだわりを投稿すると、抽選で100名にHHKB20周年記念ロゴ入りトートバックをプレゼント! これはなかなかレアですね。

そしてもうひとつが「記念ロゴ入り特製キーボードルーフ付きセット」の発売です。キーボードを使わないときに埃や誤動作から守る20周年記念ロゴ入りキーボードルーフと、HHKB Professional BT/Type Sシリーズとのセット販売。キーボードルーフはクリアと墨の2種類から選べます。お値段はそれぞれ2万8500円(税別)。各色限定100台となっていますので、欲しい方はお急ぎを。
なにはともあれ、20周年おめでとうございます! そしてこれからも、世のキーボードマニアが満足するような、上質なキーボードを作り続けてください!
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source: PFU
(三浦一紀)