強すぎるよ、iPhone。
日本では大人気ながら、世界的なシェアの低下がささやかれる「iPhone」。でも、ご安心ください。Investor's Business Dailyにて、BMOキャピタル・マーケッツのアナリストの見積もりによれば、iPhoneは2016年第3四半期(7月〜9月)において利益ベースで103.6%のシェアを獲得したというのです。
100パーセント超えのシェア?と疑問に思う人も多いと思いますが、これは「他のメーカーが損失を出しているから」なのです。今回の見積もりではSamsung(サムスン)が利益ベースで0.9%のシェア(たったの!)を獲得。同社は台数ベースでは21.7%のシェアを保有しているのに、この利益シェアの低さは目を見張るものがあります。
ただしSamsungはGalaxy Note 7の発火事故という明確な失点があったので、他のAndroidスマホメーカーに比べればまだマシな方かもしれません。一方、Appleが利益シェアで100%を超えたのは今回が初めて。いかにAppleのビジネスモデルが強いのかがうかがえます。
シェアを伸ばし続けるAndroidスマートフォンと、利益を伸ばし続けるiPhone。なんとも皮肉な結果です。このままAndroidスマートフォン市場がレッドオーシャンであり続けるのなら、はたしてその先に勝者はいるのでしょうか?
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source: Investor's Business Daily via MacRumors, Business Wire
(塚本直樹)