動画ストリーミングサービスは「棲み分け/使い分け」の時代に突入

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動画ストリーミングサービスは「棲み分け/使い分け」の時代に突入

アメリカで新たな動画ストリーミングサービスFilmStruckがスタートしました。動画ストリーミングは、数が多くて競争大変だなぁと思いますが、今、この業界は新時代に入ろうとしているのです。新時代=動画ストリーミングサービス棲み分け時代、です。

最大手であるNetflixが今、最も力を入れていることは何でしょう。それはオリジナルコンテンツの充実化です。他社制作コンテンツをライセンス契約で運営するのではなく、Netflix独自のコンテンツを作るのが今の方針。ゆえに、他社作品のラインナップは減少傾向にあります。では、オリジナルコンテンツだけでなく幅広くいろいろな映画を見たいユーザーはどこへ行くのでしょう。そう、FilmStruckです。

FilmStruckは、Criterion CollectionTurner Classic Moviesの連携によるサービスで、クラシック映画、世界の傑作名作を豊富に取り揃えているのが強み。月額7ドル(約720円)プランからで、月額11ドル(約1,140円)/年99ドル(約1万円)プランだとより多くのコンテンツを見ることができます。

動画ストリーミングサービスは、コンテンツの豊富さや価格で争うのではなく、個性を重視する時代へとやってきました。コレ系が見たいなら〇〇サービスというように、ユーザーが棲み分けしていきます。結果、「このジャンルならここがコンテンツ豊富でディープ」となれば、サービスとユーザーのつながりもより一層強いものになるのでしょう。ある意味、街のビデオ店や本屋さんのようなね。

こうなると複数サービス加入する人も増えるでしょうね。1つで全部すむなんてのは、あまりのコンテンツの多さに、ハナから無理な話だったのかもしれないねぇ。

image by BPTU / Shutterstock.com
source: Engadget

Eve Peyser - Gizmodo US[原文
(そうこ)