PlayStation 4だけでなく、PlayStation VR(PS VR)の体験も変わるとされる、4K解像度やHDRに対応したPS4の上位版ハード「PlayStation4 Pro(以下、PS4 Pro)」。
しかし、実際のところどのくらい違いがあるの?という疑問から、購入に踏み切れていない方も中にはいるはず。
そこで今回は、PS VRの体験がどう変わったのか? そして旧PS4といったい何が変わったのか?を検証し、まとめてました。
PS VRの体験はどう変わった?
いきなり本題。気になるのはここですよね。実際にPS4 Proに対応したPS VRソフトを、PS4とPS4 Proそれぞれでプレイしてみました。
まずは『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』のVRコンテンツ『ジャッカルアサルトVR』で検証。宇宙空間を舞台に、戦闘機に乗って突然現れた敵を倒していくといった内容のコンテンツです。
プレイ動画をご覧ください。
■PS4■PS4 Pro……はい。まだ何も言わないでください!
次に体験したのは、『Rez Infinite』。こちらもそれぞれのプレイ動画を見てみましょう。
■PS4■PS4 Pro……どうでしょうか?
個人的な感想を言うと、コズミック感が増しました。どういうことかというと、特に『ジャッカルアサルトVR』の場合、PS4でプレイした時よりも、PS4 Proでプレイした時の方が「うわー! 宇宙だ! ヤッフー!」と感じたんです。
とはいえ、PS VRはそもそも4Kに対応していないので、グラフィックの大幅な変化は確認できませんでした。しかし、ゲームの操作はヌルヌルと動くように感じ、没入感も増したようです。それもあって、長時間プレイした場合はPS4 Proの方が酔いにくいかもしれません。
スペック

スペックの差は上の通り。今回使用した旧PS4は型番「CUH-1000AA01」のものです。
PS4 Proの目玉といえば、GPU性能が上がり、4K/HDRでの出力が可能になったこと。4Kゲームに対応しているほか、いままでの従来のPS4タイトルも4Kにアップコンバートされて表示されるので、さらにゲーム体験に没入できるはず。ただ、4Kじゃないテレビでプレイしてもあまり違いはわからないかも……?
なお、既存のPS4もソニーから配布されるパッチによって、HDRに対応します。

また、USB端子が3つになりました。そのうちのひとつは背面にあるのですが、これが意外と便利。特にPS VRをプレイする場合、既存のPS4だと接続に使うUSBケーブルを前面のUSB端子からつなげるというなんとも不格好なものでした。ケーブル類はなるべくなら隠したいですよね。

これは新型のPS4も同じですが、電源スイッチはタッチ式からボタン式になりました。個人的には物理ボタンだと押した感があるので安心します。
デザイン




右がPS4 Pro、左が旧PS4です。
PS4 Proはシンプルかつシックなデザインになっています。旧PS4と比べて、PS4 Proの方が少し後ろに長いようです。また、厚さは旧PS4とほぼ同じ。全体的なサイズ感は旧PS4と同じくらいです。
PS4 Proの上にあるPlayStationロゴは、iPhoneのアップルロゴのように輝いており、高級感が漂います。
全体としては、従来のPS4と大きな差は感じませんでした。今後4K対応の新PS VRが発売される可能性はありますし、いつかは4Kテレビが世の中の主流になるでしょうし、将来を見据えて手に入れておくのはアリかもしれません。何より、「PS VRの体験が変わる」は見逃せません!
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photo: ギズモード・ジャパン編集部
source: PlayStation 1, 2, PlayStation blog
(K.Yoshioka)