高い買い物なので気をつけて・・・。
いよいよ「Touch Bar」を搭載した、新しい「MacBook Pro」が使えると、購入を心待ちにしてきた皆さま、やや残念な分解レポートが届きましたよ。なぜかAppleは、Touch BarなしのMacBook Proと差をつけて、ほぼ自分ではSSDの換装や修理すらできない仕様にしてしまったらしいんです。

Appleは、これまでもユーザーが勝手に製品を開けてイジることができない仕様を好む傾向がありました。iPhoneやMacBookに使用されているネジが特殊な形状で、簡単には内部をこじ開けられないようになってきたのは、その一例です。
このほどMacRumorsのユーザーフォーラムに、Touch Barを搭載する15インチモデルのMacBook Proを分解してみたという、「fs454」を名乗るユーザーからのレポートが登場。はんだ付けされたRAMやバッテリーの接着剤どめなど、以前のモデルから見受けられた仕様はもちろんのこと、とうとうSSDチップまではんだ付けされ、容易には換装できなくなったと報告されていますよ!
ちなみに同じMacBook Proでも、Touch Barが搭載されていないモデルでは、SSDを換装して容量を増やしたり、不具合を修理したりといった対応ができないわけでもないようです。なにゆえ、ただでさえ高価なTouch Bar搭載モデルから、SSD換装の自由まで奪い、長く使い続けるのを拒む仕様が採用されたのか? 事態を知ったユーザーからは、批判的なコメントも寄せられているみたいですね。
現在、Appleが発売している製品のうち、自分でスムーズにRAMやハードディスクドライブの交換アップグレードが可能なものは、27インチモデルの「iMac」か「Mac Pro」くらいに限られてきました。新たにMacBookを購入する人は、後で容量が足りなくなってしまっても対応が難しいので、最初からお金をケチらず、十分なスペックのモデルを選ぶといいかもしれませんね。
Touch Bar搭載モデルMacBook Proってどう?:
〇MacBook ProのTouch Barをレビュー:金額ほどの価値はまだなさそう…
〇はやくタッチしたい! MacのApp Storeに「Touch Bar対応アプリ」特集が登場
〇「Touch Bar」って何ができるの? 現在わかっている機能まとめ
images by MacRumors users fs454
source: MacRumors
Christina Warren - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)