時代はEVですから~。
あの「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックが乗り回して一躍有名になった、お洒落バイクの代名詞でもあるVespa。その古き良きデザインは、日本でも根強いファンから支持されてきましたよね。
そんなVespaを手がけるメーカーのPiaggioでは、実は何年も前から、エコな次世代モデルとして、ガソリンタンクの代わりに電動モーターを搭載する、充電式のVespaを開発中であると伝えられてきました。ですが、発売時期に関しては、決まり文句の「もうまもなくの登場をお約束します」ばかりが繰り返されてきたのです…。
ネタ元のHYPEBEASTによると、このほど、ついにメタリックな新ボディーで、電動仕様に姿を変えたVespaのコンセプトモデル「Elettrica」が初披露されたと報じています。スタイリッシュなVespaの形はそのままに、2017年後半より、バッテリー駆動の新たなスクーターが発売されることを明らかにしましたよ。
ちなみに、現時点でElettricaの詳細スペックは公表されていませんが、日本円にして100万円前後の販売価格となる、およそ1万ドルで売り出される可能性が高いんだとか。すでに市場には、チープな中国製の電動スクーターが各所で出回っているものの、Vespaのブランドを保って出されるとだけあって、デザインでも性能面でも妥協を許さない、ハイスタンダードなElettricaが誕生するのを楽しみにできそうですね。
続々開発される新たな乗り物:
・最高時速30km超! 電動で走るスケボーが登場
・半分だけ自動運転のメルセデス・ベンツの「Future Bus」
・未来の移動手段か、第2のホバーボードか。電動スクーター「Immotor Go」
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)